57.ネオポラリス(タイキポーラの07)
Posted at 08/07/20 PermaLink» Trackback(0)»
『二十一世紀を支配する血脈』(著者:武市銀治郎)
【内容情報】競走、生産において生き残れるのは“逞しい血”を持ったサラブレッドである。産駒勝馬率、高齢生殖能力、異系超活性血統など、さまざまなデータを分析した「血の活性化論」をもって二十一世紀のサラブレッドの盛衰を予言する―。
『世界の逞しい血統』(著者:武市銀治郎)
【内容紹介】サンデーサイレンスやシガーの超活性源はどこから来たのか。いま、近未来の血統盛衰と活性化への扉を開く。
【内容情報】サラブレッドは、これまで父系中心に語られてきた。しかし、種牡馬のレベルが飛躍的に向上した現代において、母系を無視した血統論はもはや意味をなさなくなっている。名馬誕生の鍵を握るのは、実は「母の血」なのかもしれない。サラブレッドの血統を母系から読み解く初めての試み。
【目次】母のちから―母系血統の重要性/母の履歴書―ジェネラル・スタッド・ブック/母の記号―ファミリーナンバー/成功する母―データが語る名牝の条件/母の事情―牧場という生産現場/母の相性―ニックスと代用血統/日本の母系(スペシャルウィークへの道/トウカイテイオーへの道)/母の父―ブルードメアサイヤー
競馬の血統学
著者:吉沢譲治
【内容情報】カナダが送った革命の使者ノーザンダンサー。サラブレッドの進化と活性化に貢献した歴史的名種牡馬は、思いがけない国や血統から誕生してきた。そして、次なる国とは…。大胆な仮説を、緻密な取材と分析で考証した「JRA馬事文化賞」受賞作に、新たな流れに沿った終章を追録。
【内容情報】昔、神童。開成では劣等生。13回、調教師試験に失敗。ところが、開業以来、破竹の勢いで勝鞍を量産。その躍進の裏には確かな計算があった―。
【著者情報】矢作芳人(ヤハギヨシト)1961年3月20日生まれ。東京都出身。天下に名高い進学校である開成中学~高校を卒業後、父の反対を押し切り競馬の世界へ。オーストラリアでの修行後、1984年に栗東・工藤嘉見厩舎の厩務員に。調教助手などを経て、04年、14回目にして調教師試験を突破。翌年3月1日付けで開業し、以来、15勝、24勝、34勝と着実に勝ち星を伸ばす。地味な血統の馬を走らせることに定評があり、ロドリゴデトリアーノ産駒のスーパーホーネットが厩舎の看板馬として活躍中。また、かつての担当馬イワテニシキとの日々を描いた『ニシキ』で、00年の優駿エッセイ大賞次席を獲得するなど、マルチな才能を発揮している。07年、JRA優秀調教師賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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【馬名】 ネオポラリス(タイキポーラの07 )
由来:直訳「新しい北極星」。星の中心となる北極星のように、同世代の中心、目標の存在になるようにとの期待を込めて。父名と母名より連想。(英語)
【性別】 牡
【毛色】 栗毛
【父】 ネオユニヴァース
【母】 タイキポーラ (母父 トウカイテイオー )
【生年月日】 2007年3月14日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 3,400 万円(一口価格 8.5 万円)
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【カタログのコメント】 短い膝下を土台に深い胸、形の良い後躯といかにも丈夫そうなフォルムに恵まれました。父譲りの張り出した肩や腰の筋肉の隆起が胴伸びを短く映す程です。十分な胸前の深さとしっかりとした腹袋からも内臓面の強さは明白で、今後課せられる騎乗鍛錬もスムーズにこなしてくれるでしょう。放牧地での上下動の少ない身のこなしや手先の軽い動きは、馬体から受ける印象をいい意味で覆してくれており、芝向きのスピードも持ち合わせていることを表しています。素直で常に落ち着いている気性面や動きから条件を問わない活躍が期待できそうです。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1996 生まれ、本馬は 11 歳の時の産駒
【母の戦歴】中央 32 戦 7 勝
【主な勝ち鞍】 マーメイドS-GIII
【母の馬場・距離適性】 芝、マイル-長距離
【母のデビュー時期】 3歳1月
【母の引退時期】 2002/1/27 (引退年齢 6 歳)
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【初仔の生年月日】 2003/5/5
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間】 4 ヶ月
【2005年産までの産駒数】 3 頭
【2005年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 0 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔タイキフーガ(父グラスワンダー、騙)は、3歳9月デビュー、ダート短距離で1戦未勝利、地方38戦4勝、
二番仔タイキポーラの04は不出走、
三番仔キャサリンアイドル(父バブルガムフェロー、牝)は不出走。"
◆楽天馬の評価◆ ★★★☆☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "私は、06産駒のポーラシークエンスに出資しましたが、実は募集時からこの馬の繁殖ポテンシャルについては結構厳しい評価をしています。
ですから、これまでの産駒実績から考えても、ポーラシークエンスが順調に2歳夏を向かえているのは、結構低い確率を生き残っているという感じですね。これも運ですからね。
タイキポーラは、現役時代非常によく走った牝馬ですが、6歳で繁殖入りはまだしも、その戦歴と走ったステージの厳しさを考えると32戦は大過ぎで、もっと休養して繁殖入りすべきだったと思います。
実際に、これまでの産駒にも少なからずその影響は出ているとみますね。
ただ、あくまで繁殖ポテンシャルは、体質的な弱さが出る可能性(確率)の指標ですから、ポーラシークエンスのように、まず順調に1年過ごしたときには、もしかしたら驚きの活躍が待っているということもありえます。(実際にそうなって欲しいですね。)
いずれにしても、本馬も体質面でのチェックは欠かせません。
以上を踏まえ、今年もあえて昨年度同様の★の数にしたいと思います。"
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2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× パーソロン 系
【同系の主な活躍馬】 ドリームジャーニー、アズマサンダース、ダンツキッチョウ、キョウワスプレンダ
【本馬の5代クロス】 5代アウトブリード
【牝系の特徴】 5代母デュラニから大きく繁栄している牝系で、日本でもハギノリアルキングなどが近親。ただ、4代母アルゴンキンからは思うような良績を残せておらず、タイキポーラは久々の重賞馬ということになる。
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【父ネオユニヴァース】
【競走成績】 日で2~4歳時に13戦7勝。03年最優秀3歳牡馬。東京優駿-GⅠ(芝2400m)、皐月賞-GⅠ(芝2000m)、産経大阪杯-GⅡ(芝2000m)、スプリングS-GⅡ(芝1800m)、きさらぎ賞-GⅢ(芝1800m)、菊花賞-GⅠ3着、神戸新聞杯-GⅡ3着、ジャパンC-GⅠ4着、宝塚記念-GⅠ4着。
【種牡馬実績】 05年より供用。07年の1歳世代が初年度産駒。
【2007年種牡馬リーディング】 - 位
(勝馬率 - %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 - %)※参考 アグネスタキオン 12.5%)
(ダート勝率 - %)※参考 アグネスタキオン 8.8%)
【ワンポイントウィキペディア1】 1999年京成杯2着のチョウカイリョウガのほかに、1998年青葉賞1番人気(10着)のスターパス、アグネスプラネットを兄にもつ。最後の弟となるワールドプレミア(2006年産、父アグネスタキオン)が早ければ2008年中のデビューを予定している。
【ワンポイントウィキペディア2】 "2005年から、北海道・勇払郡・早来町(現・安平町)にある、社台スタリオンステーションで、種牡馬となり、現在も繋養中。
2007年には251頭の繁殖牝馬に種付けを行い、当年の最多種付け頭数を記録した。産駒の出来や種付け希望の増加もあり12月13日に2008年の種付け料が100万円アップの400万円に設定されたことが発表された。現在のところ、サンデーサイレンスの有力後継馬の一頭と目されている。"
【楽天馬の種牡馬寸評】 "自身に似た産駒が少なかったサンデーサイレンスだが、このネオユニヴァースは、牧場でも父に良く似ていると言われている。現役生活を見ると早熟っぽいが、3歳春に5戦は多かったし、3歳時の宝塚記念挑戦も余計だった感がある。私は、この時の疲労が後の秋以降の競馬に大きく影響したと考えている。確かに早熟っぽいかもしれないが、そんなに底の浅い馬ではない。
ネオユニヴァースの血統は、ニックスであるヘイルトゥリーズン系とエタン系の組み合わせである。
母ポインテッドパスは、父がエタン系Kris(特徴としてはネイティヴダンサー系そのままで"闘争心"、"スタミナ"、"パワー"という感じ)、一方、母系は延々と"スタミナ"、"底力"という血統なので、"スピード持続力"はまだしも、一見すると芝よりダートの感じもある。
ところが、そこにサンデーサイレンスが配合されて、"スピード"と"決め手"を得、ネオユニヴァースの活躍が生まれたのだから、サンデーサイレンスの能力は本当にすごいし、それをネオが産駒に余すところ無く遺伝できれば、あっというまに名種牡馬の仲間入りも可能なのである。
個人的には、相手繁殖は粘りのあるスピード持続型が良さそうな感じがあるが、今の日本にはその系統の繁殖が非常に多く、ほとんど相手には困らない。
ニジンスキー系、ボールドルーラー系、レッドゴッド系、ダンジグ系、リファール系、ネヴァーベント系、フォルティノ系など、相性の良さそうな系統は実に多い。もちろん万能のノーザンテースト系や、ゼダーン系の中でもトニービンのように持続力+瞬発力を兼ね備えた血統も相手として良いのではだろうか。
まだ産駒は走っていないが、その馬体が華奢で薄く、いかにも軽めの芝向きの馬体の産駒が多いのが特徴。
大型馬は少なく、中型より小さい馬が多いようである。
仕上がりは当然早い方であろう。
ということで、ネオユニヴァースは、馬場適性、距離適性を考えると、まさに春のクラシック仕様の種牡馬かもしれない。"
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【母父トウカイテイオー】
【競走成績】 日で2~5歳時に12戦9勝。91年年度代表馬、最優秀3歳牡馬。ジャパンC-GⅠ(芝2400m)、東京優駿-GⅠ(芝2400m)、有馬記念-GⅠ(芝2500m)、皐月賞-GⅠ(芝2000m)、産経大阪杯-GⅡ(芝2000m)。
【種牡馬成績】 トウカイポイント(マイルCS-GⅠ)、ストロングブラッド(かしわ記念-GⅠ)、ヤマニンシュクル(阪神JF-GⅠ)、トウカイパルサー(愛知杯-GⅢ)、タイキポーラ(マーメイドS-GⅢ)
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父トウカイテイオーは、BMSとしては未知数の種牡馬です。
トウルビオン系パーソロンからシンボリルドルフ、トウカイテイオーとつながり、日本で一時代を築いた血統の出身なのですが、近大競馬ではトウルビオン系というより、三大始祖の一つであるバイアリーターク系そのものが、主流としては残れないくらいの先細り血脈となっていますので、このトウカイテイオーになんとか奮起してもらって、系譜を繋いで欲しいところです。
母母父Chief Singerは、スピード持続型のボールドルーラー系の種牡馬で、ジュライC-GI、サセックスS-GIを勝ち、短-マイル中心に活躍しました。姪にシーザリオの母キロフプリミエールがいます。その母系にはタフなスタミナに良さがあるセントサイモン系のLe Fabuleuxがいます。
母母母父ハビタットは、仕上がりの良さとスピード値の高さに定評のある種牡馬です。
その父サーゲイロードはターントゥ系の快速馬で、母父オキュパイはブルドッグ、テディと底力と粘りに良さのあるテディ系です。
母母母母父トムロルフは、タフなスタミナ血統のリボー系の種牡馬です。
全体的には、スピードとスタミナのバランスは取れていますが、決め手が少し不足している感じです。
よって、父ネオユニヴァースから、父サンデーの特徴である、スピードと決め手を補完してもらうと、大いに活躍の可能性を持っていると思います。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 松元茂樹
【所属名】 栗東
【2006成績】 リーディング 23 位
勝ち数 30 勝、勝率 12.1% 、連対率 21.0%
【2007成績】 リーディング 37 位
勝ち数 25 勝、勝率 9.9% 、連対率 18.3%
これまでの主な管理馬 スエヒロコマンダー、ビリーヴ、ムーヴオブサンデー、ローブデコルテ、アルナスライン、ファリダット、エンシェントヒル
【よく使う騎手】 福永騎手、赤木騎手、和田竜騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ ここ数年は20勝後半から30勝台をコンスタントにマークしています。リーディングも20位~40位くらいに大体入ってくるトレーナーです。
◆ワンポイントウィキペディア◆ 実兄の松元省一もJRAの元調教師である。大学卒業後二十代のころは歌手をしていたという変り種。十回近く調教師試験に落第し、四十代で開業したという苦労人でもある。 長男は競艇選手の松元保徳。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:486kg
体高:155.5cm
胸囲:177cm
管囲:21cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 -
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢のブレ】 -
【前肢の肩の出】 ○
【歩くリズム】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
優秀:○、普通-、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "半姉とはうってかわってボリューム感のある牡馬らしい馬体に出ましたね。
気性は、素直で落ち着いているとカタログのコメントにありますが、手綱の感じから人には従順なのかもしれませんね。でも馬には闘争心を表に出すような感じにも見えますね。
首は、しっかりとして牡馬らしいですね。
肩はその角度から距離は長めの感じで、筋肉も十分についています。
足もともしっかりした感じで、繋ぎも良い感じですね。
トモはボリュームあって、角度も良く、後肢の脚を置く位置、飛節、臀端からのラインを見ると結構なバネを感じます。胴もそんなに詰まり気味という感じでもなくて、回転の速いキャンターができそうな馬体です。
サイズは結構大きめで、500キロ超にはなるでしょうね。
比較的サイズの小さい産駒が出やすい父ネオユニヴァースで、脚もとがちょっと心配です。
歩様は非常に良いですね。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルについては、やはり疲労感を残して繁殖入りしたと判断せざるを得ませんので、半姉ポーラシークエンスに出資はしていますが、昨年と同じようにうまくいくとは限りませんので、その点体質面でのリスクはもっていると思います。
血統的にはスピード持続力の高い母系に、ネオユニヴァースで、スピードと決め手を補強しているので、良いバランスになっています。
馬体は、ちょっと大きすぎるで、足もとにリスクを抱える可能性があることだけがマイナスで、後は問題ないと思います。
価格は牡馬ですし、ポーラシークエンスが出来がよかったので、牧場もちょっと強気ですね。
でも期待値からいくと、まずまずの金額だと思います。"
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一口馬主”とは、競走馬の会員制共有クラブを通じて、400口や500口などの小口に分割された競走馬の購入費や維持経費に出資する会員を指します。 会員は、馬主資格を有さない人がほとんどですが、会員制共有クラブ(以下「一口馬主クラブ」という。)を通して、競走馬に投資することで、馬主気分を存分に味わうことが可能です。 ”一口馬主クラブ”とは、この投資者が間接的に馬主となるシステムを有しているクラブということになります。 サラブレットは、安くても数百万円、高い馬は数億円にもなります。 そのサラブレットを所有実際にJRAの馬主資格を得るためには数億円の資産が必要となります。 この共有馬主のしくみが作られるまでは、限られたごく一部の人しか馬を所有できませんでした。 しかし、現在では大小20以上の一口馬主クラブがあり、会員も数万人はいると推測されます。 ---------------------------------