60.アルメーリヒ(プアプーの07)
Posted at 08/07/17 PermaLink» Trackback(0)»
『二十一世紀を支配する血脈』(著者:武市銀治郎)
【内容情報】競走、生産において生き残れるのは“逞しい血”を持ったサラブレッドである。産駒勝馬率、高齢生殖能力、異系超活性血統など、さまざまなデータを分析した「血の活性化論」をもって二十一世紀のサラブレッドの盛衰を予言する―。
『世界の逞しい血統』(著者:武市銀治郎)
【内容紹介】サンデーサイレンスやシガーの超活性源はどこから来たのか。いま、近未来の血統盛衰と活性化への扉を開く。
【内容情報】サラブレッドは、これまで父系中心に語られてきた。しかし、種牡馬のレベルが飛躍的に向上した現代において、母系を無視した血統論はもはや意味をなさなくなっている。名馬誕生の鍵を握るのは、実は「母の血」なのかもしれない。サラブレッドの血統を母系から読み解く初めての試み。
【目次】母のちから―母系血統の重要性/母の履歴書―ジェネラル・スタッド・ブック/母の記号―ファミリーナンバー/成功する母―データが語る名牝の条件/母の事情―牧場という生産現場/母の相性―ニックスと代用血統/日本の母系(スペシャルウィークへの道/トウカイテイオーへの道)/母の父―ブルードメアサイヤー
競馬の血統学
著者:吉沢譲治
【内容情報】カナダが送った革命の使者ノーザンダンサー。サラブレッドの進化と活性化に貢献した歴史的名種牡馬は、思いがけない国や血統から誕生してきた。そして、次なる国とは…。大胆な仮説を、緻密な取材と分析で考証した「JRA馬事文化賞」受賞作に、新たな流れに沿った終章を追録。
【内容情報】昔、神童。開成では劣等生。13回、調教師試験に失敗。ところが、開業以来、破竹の勢いで勝鞍を量産。その躍進の裏には確かな計算があった―。
【著者情報】矢作芳人(ヤハギヨシト)1961年3月20日生まれ。東京都出身。天下に名高い進学校である開成中学~高校を卒業後、父の反対を押し切り競馬の世界へ。オーストラリアでの修行後、1984年に栗東・工藤嘉見厩舎の厩務員に。調教助手などを経て、04年、14回目にして調教師試験を突破。翌年3月1日付けで開業し、以来、15勝、24勝、34勝と着実に勝ち星を伸ばす。地味な血統の馬を走らせることに定評があり、ロドリゴデトリアーノ産駒のスーパーホーネットが厩舎の看板馬として活躍中。また、かつての担当馬イワテニシキとの日々を描いた『ニシキ』で、00年の優駿エッセイ大賞次席を獲得するなど、マルチな才能を発揮している。07年、JRA優秀調教師賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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【馬名】 アルメーリヒ(プアプーの07)
由来:「次第に」の意。母名「Peu a Peu」と同じ意味合いで使われる用語。(音楽用語)
【性別】 牝
【毛色】 鹿毛
【父】 ネオユニヴァース
【母】 プアプー (母父 Dashing Blade )
【生年月日】 2007年3月12日 生まれ
【生産牧場】 追分ファーム
【募集価格】 1,200 万円(一口価格 3 万円)
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【カタログのコメント】 芝2200mのレコードホルダーである母に似た大柄な体型でありながら、父にネオユニヴァースを迎えたことで、重量感を感じさせない軽い出来になりました。節々も大きさ・形・角度などすべてが上質なつくりとなっており、脚元に不安を感じさせません。無駄肉の付きにくい体質でしなやかな筋肉を要所にまとっており、胴伸びもあることからも、中・長距離に適性を感じさせます。体型に似合わずやや神経質な部分もありますが、とても愛くるしい表情をしており、人間に対しては素直な性格をしています。ここにきての心身の成長がとりわけ目立つ一頭です。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1998 生まれ、本馬は 9 歳の時の産駒
【母の戦歴】 米1勝 、独2勝
【主な勝ち鞍】 イエルバブエナBCH-GIII、ビヴァリーヒルズH-GI2着、ドイッチャーヘロルト賞-GIII3着
【母の馬場・距離適性】 芝、中距離
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【2005年産までの産駒数】 2 頭
【2005年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 0 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔カレンアンプルール(父ウォーチャント、牡)は、2歳11月デビュー、ダート短距離で6戦未勝利、地方12戦2勝、
二番仔プレイリーウインド(父アグネスタキオン、牝)は、未出走。"
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 産駒のデータが少ないので、なんとも言えませんが、母の成績から現役時代結構走った競走馬であったことは明白で、芝の中距離の重賞をレコードで勝っているあたりは、非常に興味をそそります。ただ、一方でそれだけ現役時代活躍したのですから疲労感を残して繁殖入りした可能性もあり、産駒のデビューも早いとは言えず、結果も出ていないことから、本馬についても慎重にチェックする必要はありそうです。
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2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× ミルリーフ 系
【同系の主な活躍馬】 ローズバド、ローゼンクロイツ、シルクネクサス、キングオブダイヤ、ネヴァプション、ソリッドプラチナム、オースミシャダイ
【本馬の5代クロス】 サーペンアップの4×4
【牝系の特徴】 全体的に独血脈で、曾祖母プレイリーヴィーナスは重賞2勝、溯ると重賞勝ち馬が数頭いる。
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【父ネオユニヴァース】
【競走成績】 日で2~4歳時に13戦7勝。03年最優秀3歳牡馬。東京優駿-GⅠ(芝2400m)、皐月賞-GⅠ(芝2000m)、産経大阪杯-GⅡ(芝2000m)、スプリングS-GⅡ(芝1800m)、きさらぎ賞-GⅢ(芝1800m)、菊花賞-GⅠ3着、神戸新聞杯-GⅡ3着、ジャパンC-GⅠ4着、宝塚記念-GⅠ4着。
【種牡馬実績】 05年より供用。07年の1歳世代が初年度産駒。
【2007年種牡馬リーディング】 - 位
(勝馬率 - %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 - %)※参考 アグネスタキオン 12.5%)
(ダート勝率 - %)※参考 アグネスタキオン 8.8%)
【ワンポイントウィキペディア1】 1999年京成杯2着のチョウカイリョウガのほかに、1998年青葉賞1番人気(10着)のスターパス、アグネスプラネットを兄にもつ。最後の弟となるワールドプレミア(2006年産、父アグネスタキオン)が早ければ2008年中のデビューを予定している。
【ワンポイントウィキペディア2】 "2005年から、北海道・勇払郡・早来町(現・安平町)にある、社台スタリオンステーションで、種牡馬となり、現在も繋養中。
2007年には251頭の繁殖牝馬に種付けを行い、当年の最多種付け頭数を記録した。産駒の出来や種付け希望の増加もあり12月13日に2008年の種付け料が100万円アップの400万円に設定されたことが発表された。現在のところ、サンデーサイレンスの有力後継馬の一頭と目されている。"
【楽天馬の種牡馬寸評】 "自身に似た産駒が少なかったサンデーサイレンスだが、このネオユニヴァースは、牧場でも父に良く似ていると言われている。現役生活を見ると早熟っぽいが、3歳春に5戦は多かったし、3歳時の宝塚記念挑戦も余計だった感がある。私は、この時の疲労が後の秋以降の競馬に大きく影響したと考えている。確かに早熟っぽいかもしれないが、そんなに底の浅い馬ではない。
ネオユニヴァースの血統は、ニックスであるヘイルトゥリーズン系とエタン系の組み合わせである。
母ポインテッドパスは、父がエタン系Kris(特徴としてはネイティヴダンサー系そのままで"闘争心"、"スタミナ"、"パワー"という感じ)、一方、母系は延々と"スタミナ"、"底力"という血統なので、"スピード持続力"はまだしも、一見すると芝よりダートの感じもある。
ところが、そこにサンデーサイレンスが配合されて、"スピード"と"決め手"を得、ネオユニヴァースの活躍が生まれたのだから、サンデーサイレンスの能力は本当にすごいし、それをネオが産駒に余すところ無く遺伝できれば、あっというまに名種牡馬の仲間入りも可能なのである。
個人的には、相手繁殖は粘りのあるスピード持続型が良さそうな感じがあるが、今の日本にはその系統の繁殖が非常に多く、ほとんど相手には困らない。
ニジンスキー系、ボールドルーラー系、レッドゴッド系、ダンジグ系、リファール系、ネヴァーベント系、フォルティノ系など、相性の良さそうな系統は実に多い。もちろん万能のノーザンテースト系や、ゼダーン系の中でもトニービンのように持続力+瞬発力を兼ね備えた血統も相手として良いのではだろうか。
まだ産駒は走っていないが、その馬体が華奢で薄く、いかにも軽めの芝向きの馬体の産駒が多いのが特徴。
大型馬は少なく、中型より小さい馬が多いようである。
仕上がりは当然早い方であろう。
ということで、ネオユニヴァースは、馬場適性、距離適性を考えると、まさに春のクラシック仕様の種牡馬かもしれない。"
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【母父Dashing Blade】
【競走成績】 英仏伊6勝、愛ナショナルS-GI、イタリア大賞典-GI
【母父成績】 メリディアナ(伊オークス-GI、オーキッドH-GIII)、ノーブルステラ(ニューヨークBCH-GIII)、プラウディンスキー(ベイ メドウズ ダービー-GIII)
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父Dashing Bladeは、ミルリーフ系の種牡馬ですが、比較的非力なナスルーラ系の中ではパワーがある方で、ダートにも適応可です。母系に入るとスピード持続力を追加しますが、決め手は若干落ちる印象です。
母母父ダンシングブレーヴは、1980年代の欧州最強馬と言われる名馬で、英2000ギニー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス、凱旋門賞などを勝っています。
種牡馬としても、コマンダーインチーフ、ホワイトマズル、キングヘイローといった後継種牡馬を輩出しました。ノーザンダンサー系の中でも日本ではあまり繁栄していないリファール系という事もあり、その血脈は現在でも注目を集めています。
BMSとしても、スイープトウショウやメイショウサムソンを出しています。
リファール系特有のスピード持続力とタフさのある血統で、一瞬の切れにはちょっと劣る印象です。
曾祖母プレイリーヴィーナスは重賞2勝した馬ですが、血統表には知った血がほとんど見あたらず、牝系のベースの影響はあまりよくわかりません。
本馬のおもしろいのは、エタン系Sharpen Up(サーペンアップ)のクロスですね。日本ではまずこのクロスはお目にかかれません。
英国で一時代を気づいたSharpen Upの直仔は中長距離よりは比較的短距離馬の方が活躍する傾向がありましたが、世代を経ると万能型に出ることが多く、このクロスはもしかしたらタフな万能型に働くかもしれません。
全体的には、軽さがちょっと足りないのと、決め手(瞬発力、切れ)に欠ける印象もあり、父ネオユニヴァースはその足りない点をまさに補ってくれそうな感じですね。そこがうまく補われると、まさにクラシックディスタンスで活躍できそうな感じです。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 藤岡健一
【所属名】 栗東
【2006成績】 リーディング 34 位
勝ち数 25 勝、勝率 8.9% 、連対率 17.4%
【2007成績】 リーディング 56 位
勝ち数 21 勝、勝率 8.1% 、連対率 15.4%
これまでの主な管理馬 トップオブワールド、エイシンヘーベ、タマモサポート
【よく使う騎手】 藤岡佑騎手、藤岡康騎手、津村騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 20勝があたりまえのトレーナーになりつつあります。まだ開業7年目ですので、さらなる飛躍が期待されます。使う騎手が偏っているので、その辺は好みがあるかもしれません。
◆ワンポイントウィキペディア◆ JRA・栗東トレーニングセンターに所属する調教師である。滋賀県出身。子は藤岡佑介騎手と藤岡康太騎手。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:444kg
体高:163cm
胸囲:179cm
管囲:21cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 △
【前肢のブレ】 -
【前肢の肩の出】 -
【歩くリズム】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 -
優秀:○、普通-、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "顔の感じから気性は良さそうですね。
首さし良く、背中からトモにかけてのラインが非常に良いですね。
トモの角度とボリューム感もすごく良いです。
胴回りが収縮が良さそうで、キ甲も抜けかけており、その点で体高もこれからほとんど変わらないでしょう。
後肢の置く位置はまずまず良いのですが、前肢がばらけていて、四肢に均等に体重が乗っていないのは、あまり良くありません。
繋ぎは、角度も若干ゆるめで、柔らかめですが、ギリギリ許容内としておきましょう。
個人的には、前肢より後肢の球節のところがもやもやっとしている方が気になります。
歩様も後肢があまり良くないんですよね。サイズは牝馬ですし、まず良いサイズだと思います。
馬体から中長距離向きは明らかで、現状でキ甲が抜け始めているあたり、結構デビューも早そうですね。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルは、あまりよくわからないというのが正直なところです。
母の血統構成は明らかに欧州の芝向きの血統で、日本の高速馬場にはあまり合っていないと感じます。
よって、父の血が頼りということになりますね。
馬体はバランスは良いものの、ちょっとスピードと瞬発力(バネ)が足りない感じもあります。
母が中距離のレコードをもっているように、タフなスピード持続力で勝負するタイプかもしれません。
馬体は、まずまずで、成長も仕上がりも早そうで、デビューも早いんではないですかね。
厩舎もまずまず良くて、価格は安いですね。
調教が始まって、足もとの不安が出なければ、おもしろい1頭かもしれませんね。"
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一口馬主”とは、競走馬の会員制共有クラブを通じて、400口や500口などの小口に分割された競走馬の購入費や維持経費に出資する会員を指します。 会員は、馬主資格を有さない人がほとんどですが、会員制共有クラブ(以下「一口馬主クラブ」という。)を通して、競走馬に投資することで、馬主気分を存分に味わうことが可能です。 ”一口馬主クラブ”とは、この投資者が間接的に馬主となるシステムを有しているクラブということになります。 サラブレットは、安くても数百万円、高い馬は数億円にもなります。 そのサラブレットを所有実際にJRAの馬主資格を得るためには数億円の資産が必要となります。 この共有馬主のしくみが作られるまでは、限られたごく一部の人しか馬を所有できませんでした。 しかし、現在では大小20以上の一口馬主クラブがあり、会員も数万人はいると推測されます。 ---------------------------------