74.クラサヴィカ(アスクレピアスの07)
Posted at 08/07/03 PermaLink» Trackback(0)»
『二十一世紀を支配する血脈』(著者:武市銀治郎)
【内容情報】競走、生産において生き残れるのは“逞しい血”を持ったサラブレッドである。産駒勝馬率、高齢生殖能力、異系超活性血統など、さまざまなデータを分析した「血の活性化論」をもって二十一世紀のサラブレッドの盛衰を予言する―。
『世界の逞しい血統』(著者:武市銀治郎)
【内容紹介】サンデーサイレンスやシガーの超活性源はどこから来たのか。いま、近未来の血統盛衰と活性化への扉を開く。
【内容情報】サラブレッドは、これまで父系中心に語られてきた。しかし、種牡馬のレベルが飛躍的に向上した現代において、母系を無視した血統論はもはや意味をなさなくなっている。名馬誕生の鍵を握るのは、実は「母の血」なのかもしれない。サラブレッドの血統を母系から読み解く初めての試み。
【目次】母のちから―母系血統の重要性/母の履歴書―ジェネラル・スタッド・ブック/母の記号―ファミリーナンバー/成功する母―データが語る名牝の条件/母の事情―牧場という生産現場/母の相性―ニックスと代用血統/日本の母系(スペシャルウィークへの道/トウカイテイオーへの道)/母の父―ブルードメアサイヤー
競馬の血統学
著者:吉沢譲治
【内容情報】カナダが送った革命の使者ノーザンダンサー。サラブレッドの進化と活性化に貢献した歴史的名種牡馬は、思いがけない国や血統から誕生してきた。そして、次なる国とは…。大胆な仮説を、緻密な取材と分析で考証した「JRA馬事文化賞」受賞作に、新たな流れに沿った終章を追録。
【内容情報】昔、神童。開成では劣等生。13回、調教師試験に失敗。ところが、開業以来、破竹の勢いで勝鞍を量産。その躍進の裏には確かな計算があった―。
【著者情報】矢作芳人(ヤハギヨシト)1961年3月20日生まれ。東京都出身。天下に名高い進学校である開成中学~高校を卒業後、父の反対を押し切り競馬の世界へ。オーストラリアでの修行後、1984年に栗東・工藤嘉見厩舎の厩務員に。調教助手などを経て、04年、14回目にして調教師試験を突破。翌年3月1日付けで開業し、以来、15勝、24勝、34勝と着実に勝ち星を伸ばす。地味な血統の馬を走らせることに定評があり、ロドリゴデトリアーノ産駒のスーパーホーネットが厩舎の看板馬として活躍中。また、かつての担当馬イワテニシキとの日々を描いた『ニシキ』で、00年の優駿エッセイ大賞次席を獲得するなど、マルチな才能を発揮している。07年、JRA優秀調教師賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
---------------------------------
【馬名】 クラサヴィカ(アスクレピアスの07)
由来:アスクレピアスの代表的な品種で、オレンジ色と黄色の美しい花を咲かせる。また花言葉は「健康な体」。健康でなおかつ華やかな活躍を期待して。母名より連想。(ラテン語)
【性別】 牝
【毛色】 鹿毛
【父】 ワイルドラッシュ
【母】 アスクレピアス (母父 ヘクタープロテクター )
【生年月日】 2007年5月22日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 1,200 万円(一口価格 3 万円)
---------------------------- ![]()
【カタログのコメント】 遅生まれの牝馬としては十分な馬格があり、その恵まれた骨格は豊富な筋肉に覆われています。特に胸前から肩、そしてトモの筋肉は牡馬にも負けないほどの迫力です。飼い食いの良さがしっかりと身になるタイプといえ、毛ヅヤ、馬体のハリからは内臓面の強さも窺えます。放牧地でのキャンターは重心の低い力強い走法ですが、柔軟な繋を活かしたバネの良さも見て取れ、ダートの実力馬を輩出する傾向にある父の産駒でも、芝をこなす下地は十分にありそうです。母系はあのディープインパクトの一族、アッと驚く走りを見せても何ら不思議ではありません。
----------------------------
[募集馬診断レポート]
----------------------------
1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2002 生まれ、本馬は 5 歳の時の産駒
【母の戦歴】中央 13 戦 0 勝、地方3戦0勝
【母の馬場・距離適性】 芝・ダート、マイル-中距離
【母のデビュー時期】 2歳9月
【母の引退時期】 2006/1/13 (引退年齢 4 歳)
----------
【初仔の生年月日】 2007/5/22
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間】 5 ヶ月
【2005年産までの産駒数】 本馬が初仔
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ 繁殖ポテンシャルは、普通に高いですね。母アスクレピアスは、父がヘクタープロテクターの割にあまりスピード値が高くなかったものの、牝馬にして芝の中距離でスピード持続力を武器に闘ったことから、相手にはスピード値の高い種牡馬が理想で、そう考えるとスピード血統が多い今の日本では比較的相手には困らないタイプではないでしょうか。本馬も父ワイルドラッシュで楽しみですね。
----------------------------
2.血統診断
【血統構成】 ニアークティック 系× ミスタープロスペクター 系
【同系の主な活躍馬】 エイシンデピュティ、コンゴウリキシオー、シーキングザダイヤ、アサクサデンエン、ビハインドザマスク(ノーザンダンサー系×ミスタープロスペクター系を含む)
【本馬の5代クロス】 バックパサーの5×5、ネバーベンドの5×5
【牝系の特徴】 "祖母リザーブシートの産駒(母の姉弟)にマーメイドS-GIII勝ちのソリッドプラチナム(父ステイゴールド)、曾祖母インヴァイトの産駒にNHKマイルC-GI勝ちのウインクリューガーと各世代に重賞馬がいる。
さらに四代母バーグクレアの産駒にはウインドインハーヘア(ディープインパクトの母)がいる。"
----------
【父ワイルドラッシュ】
【競走成績】 米で2~4歳時に16戦8勝。カーターH-GⅠ(ダ7F)、メトロポリタンH-GⅠ(ダ8F)、イリノイダービー-GⅡ(ダ9F)、ケンタッキーCクラシックH-GⅢ(ダ9F)、スワップスS-GⅡ3着、クラークH-GⅡ3着。
【種牡馬実績】 99年より米で、04年より日で供用。ステラージェイン(マザーグースS-GⅠ、ガゼルH-GⅠ、ラフィアンH-GⅠ)、ハリウッドストーリー(ハリウッドスターレットS-GⅠ、ヴァニティ招待H-GⅠ)、パーソナルラッシュ(ダービーグランプリ-GⅠ、ダイオライト記念-GⅡ、エルムS-GⅢ2回)、クイントンズゴールドラッシュ(レキシントンS-GⅠ)、バンクオーディット(ディスタフBCH-GⅡ、ジェニュインリスクH-GⅡ)、ウインブルドン(ルイジアナダービー-GⅡ)、フェンスラインネイバー(サンゴルゴニオH-GⅡ)、カーマンディア(ベッドオロージズBCH-GⅡ)、ドリームラッシュ(ナッソーカウンティBCS-GⅡ、オールドハットS-GⅢ)、ジュディスズワイルドラッシュ(マリーンS-GⅢ、ヴィジルH-GⅢ、ヴィジルS-GⅢ)、ジャストラッシング(ヴィジルS-GⅢ)
【2007年種牡馬リーディング】 98 位
(勝馬率 26.2 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 3.9 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%)
(ダート勝率 10.6 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%)
【楽天馬の種牡馬寸評】 "ワイルドラッシュは、競走馬時代は、ニアークティック系らしい豊かなスピードを持った競走馬で、主戦場はダートの短(1200m)-中距離(2400m)と非常に距離レンジが広いのが特徴で、馬場も高速馬場を得意としていた。
産駒もその影響を受けて、ダート、マイル-中距離を中心に幅広く走っている。勝率はダートの方が良い。
父は第1回BCクラシックの勝ち馬ワイルドアゲイン、その父Icecapadeが短-マイルだったことを考えると、ワイルドアゲインの高い中距離適性は、その母系のへイペリオン系、ダンテなどのスタミナと底力のある血の構成に由来していると考えられ、産駒のワイルドラッシュの距離適性にも父の影響がありそうだ。
また母系を見ると、母父プラグドニクルが、リボー系Key to the Mint、バックパサー、トゥルビオン系My Babuという血の構成で、"底力"と"タフなスタミナ"でさらに父系を底上げしている。
代表産駒のパーソナルラッシュの母父がパワーとスタミナに優れたネイティヴダンサー系アリダーであることから、下手に軽い芝向きの繁殖に行くより、一層のことダートのスペシャリストを目指す方が、距離レンジが広いだけに大きなスレージにいけそうだ。"
----------
【母父ヘクタープロテクター】
【競走成績】 英仏で12戦9勝。ジャックルマロワ賞-GⅠ、仏2000ギニー-GⅠ、グランクリテリウム-GⅠ、サラマンドル賞-GⅠ、モルニ賞-GⅠ
【種牡馬成績】 シーヴァ(タタソールズGC-GⅠ)、キタサンチャンネル(NZT-GⅡ)、シャーベットトーン(マーキュリーC-GⅢ)
【母父成績】 プリンシパルリバー(全日本2歳優駿-GI)
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母父ヘクタープロテクターは、父がミスタープロスペクターの直仔のウッドマン、母父がネヴァーベンド系リヴァーマンという血統です。
父ウッドマンはミスプロ系種牡馬の中でも珍しく芝を得意とした種牡馬で、日本でもヒシアケボノがスプリンターズSを勝っています。一方、ダートも苦手ではなく、ティンバーカントリー、ハンセルがブリークネスS-GIを勝っています。
母父リヴァーマンは、タフなスピード持続系種牡馬です。
また、母コルヴェヤは、キーンランドセールで700万ドルで取引された名繁殖で、産駒にはヘクタープロテクターのほかに英1000ギニー、チャンピオンSを勝ったボスラシャム(ヘクタープロテクターの全妹)がいます。
ヘクタープロテクターの産駒の特徴としては、馬場適性はダート、芝がほぼ半々で、距離はいずれの馬場も1800m以下がほとんどです。
また、勝ち上がり率が非常に高く、大勝ちする産駒は少ないものの、2、3勝する産駒が非常に多いのが特徴です。
調子の波も大きく、調子に乗れば短期間に一気に駆け上がるタイプの産駒もいます。
母母父クリエイターは、ネヴァーベンド系種牡馬で、芝中距離のスペシャリストです。
ネヴァーベンド系自体がやや切れに欠けるのが欠点で、平坦コース向きの産駒が多いという点特徴がありますが、クリエイターの産駒の勝ち鞍のほとんどが芝の1800m-2000mに集中していて、どちらかというと平坦が得意なジリ脚タイプが多いので、まさにそのままですね。
母母母父ビーマイゲストはノーザンダンサー系の中では、どちらかというとスピード持続型の種牡馬ですが、若干決定力に欠けるのと、スピード値そのものが低めです。
母系は全体的にスピード系っぽいんですが、スピード値は低めで、若干決め手に欠ける血統構成です。
母アスクレピアスの成績そのままという感じですね。
当然、父には高いスピード値を要求したいですね。
まさに本馬の父ワイルドラッシュの力の見せ所という感じですね。"
----------------------------
3.厩舎診断
【厩舎名】 大久保龍志
【所属名】 栗東
【2006成績】 リーディング 26 位
勝ち数 29 勝、勝率 11.8% 、連対率 22.4%
【2007成績】 リーディング 16 位
勝ち数 31 勝、勝率 11.4% 、連帯率 20.7%
これまでの主な管理馬 アサクサキングス
【よく使う騎手】 鮫島良騎手、四位騎手、岩田騎手、荻野騎手、佐藤哲騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 開業初年度に23勝を上げ、鮮烈なデビューを果たしました。2年目からは21勝、15勝、29勝、31勝と少しづつ上位定着の気配が出てきました。昨年はついにアサクサキングスでGI初勝利です。
◆ワンポイントウィキペディア◆ 父はナリタブライアンなどを管理した大久保正陽、祖父はフレーモアに騎乗して第3回東京優駿(日本ダービー)に優勝した大久保亀治、その他の親戚もみな競馬関係者という一族に生まれる。10代前半の頃は騎手を目指していたが、身長が急速に伸びたことにより断念。栗東高等学校を経て京都産業大学に進んだ。大学では馬術部に所属。卒業後、競馬学校厩務員課程に進み、その修了後は父・正陽の下で厩務員となった。2001年に調教師免許を取得。曾祖父の福松から数えて父子4代での調教師となった。
----------------------------
4.馬体診断
(測尺) 馬体重:434kg
体高:153cm
胸囲:172.5cm
管囲:20.5cm
----------
(DVD診断)
【後肢のブレ】 -
【後肢の踏み込み】 -
【前肢のブレ】 -
【前肢の肩の出】 ○
【歩くリズム】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
優秀:○、普通-、やや不安△
----------
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "顔は素直そうです。
頭が軽そうですね。ちょっと頭が高いですが、調教で変わってくるでしょう。
首はしなやかで、牝馬らしいですね。
肩の感じから距離は短めで、胴もちょっと詰まっていて、箱型の体型ですので、距離は短めでしょう。
足もとは素軽そうで、繋ぎの角度はまずまず良くて、クッションも良い感じです。
ちょっと前肢が曲がり気味ですが、危険側ではないので、まず大丈夫だと思います。
トモは張りはありますが、筋肉自体のメリハリはあまりなくて、その辺はかなり幼い印象を与えます。
飛節はしっかりしていて、背中も結構強そうですので、全身を使って飛ぶように走る感じがします。
歩様はまずまず良くて、サイズもちょっと小さいですが、牝馬なのでこの位でもOKですね。"
----------------------------
5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルは高く、血統構成もまずまずだと思います。牝系は活躍馬が多く、期待を抱かせますね。
血統からスピード型の体型に出たのは良い感じで、馬体も軽そうですね。
遅生まれでまだ馬体が幼いですが、それでもしっかりしていて楽しみな馬です。
厩舎もまずまずで、価格も安いですね。"
----------------------------
一口馬主”とは、競走馬の会員制共有クラブを通じて、400口や500口などの小口に分割された競走馬の購入費や維持経費に出資する会員を指します。 会員は、馬主資格を有さない人がほとんどですが、会員制共有クラブ(以下「一口馬主クラブ」という。)を通して、競走馬に投資することで、馬主気分を存分に味わうことが可能です。 ”一口馬主クラブ”とは、この投資者が間接的に馬主となるシステムを有しているクラブということになります。 サラブレットは、安くても数百万円、高い馬は数億円にもなります。 そのサラブレットを所有実際にJRAの馬主資格を得るためには数億円の資産が必要となります。 この共有馬主のしくみが作られるまでは、限られたごく一部の人しか馬を所有できませんでした。 しかし、現在では大小20以上の一口馬主クラブがあり、会員も数万人はいると推測されます。 ---------------------------------