29.クラウソラス(ビワプランサーの07)
Posted at 08/08/20 PermaLink» Trackback(0)»
『二十一世紀を支配する血脈』(著者:武市銀治郎)
【内容情報】競走、生産において生き残れるのは“逞しい血”を持ったサラブレッドである。産駒勝馬率、高齢生殖能力、異系超活性血統など、さまざまなデータを分析した「血の活性化論」をもって二十一世紀のサラブレッドの盛衰を予言する―。
『世界の逞しい血統』(著者:武市銀治郎)
【内容紹介】サンデーサイレンスやシガーの超活性源はどこから来たのか。いま、近未来の血統盛衰と活性化への扉を開く。
【内容情報】サラブレッドは、これまで父系中心に語られてきた。しかし、種牡馬のレベルが飛躍的に向上した現代において、母系を無視した血統論はもはや意味をなさなくなっている。名馬誕生の鍵を握るのは、実は「母の血」なのかもしれない。サラブレッドの血統を母系から読み解く初めての試み。
【目次】母のちから―母系血統の重要性/母の履歴書―ジェネラル・スタッド・ブック/母の記号―ファミリーナンバー/成功する母―データが語る名牝の条件/母の事情―牧場という生産現場/母の相性―ニックスと代用血統/日本の母系(スペシャルウィークへの道/トウカイテイオーへの道)/母の父―ブルードメアサイヤー
競馬の血統学
著者:吉沢譲治
【内容情報】カナダが送った革命の使者ノーザンダンサー。サラブレッドの進化と活性化に貢献した歴史的名種牡馬は、思いがけない国や血統から誕生してきた。そして、次なる国とは…。大胆な仮説を、緻密な取材と分析で考証した「JRA馬事文化賞」受賞作に、新たな流れに沿った終章を追録。
【内容情報】昔、神童。開成では劣等生。13回、調教師試験に失敗。ところが、開業以来、破竹の勢いで勝鞍を量産。その躍進の裏には確かな計算があった―。
【著者情報】矢作芳人(ヤハギヨシト)1961年3月20日生まれ。東京都出身。天下に名高い進学校である開成中学~高校を卒業後、父の反対を押し切り競馬の世界へ。オーストラリアでの修行後、1984年に栗東・工藤嘉見厩舎の厩務員に。調教助手などを経て、04年、14回目にして調教師試験を突破。翌年3月1日付けで開業し、以来、15勝、24勝、34勝と着実に勝ち星を伸ばす。地味な血統の馬を走らせることに定評があり、ロドリゴデトリアーノ産駒のスーパーホーネットが厩舎の看板馬として活躍中。また、かつての担当馬イワテニシキとの日々を描いた『ニシキ』で、00年の優駿エッセイ大賞次席を獲得するなど、マルチな才能を発揮している。07年、JRA優秀調教師賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
---------------------------------
【馬名】 クラウソラス(ビワプランサーの07)
由来:直訳「光の剣」。ケルト神話に登場するダーナ神族の王ヌアザが持つ剣で不敗の剣とされている。他のどんな馬にも負けない切れ味を持ってほしいという願いを込めて。父名より連想。(ラテン語)
【性別】 牡
【毛色】 青鹿毛
【父】 デュランダル
【母】 ビワプランサー (母父 ブライアンズタイム )
【生年月日】 2007年4月20日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 3,600 万円(一口価格 9 万円)
---------------------------- ![]()
【カタログのコメント】 クラブ指折りの人気馬ダンディズムの弟が2年連続での登場です。父が新種牡馬デュランダルに変わりましたが、低い重心の馬体にはち切れんばかりに盛り上がったトモの筋肉は、兄のこの時期と比較しても負けず劣らずの迫力です。柔軟性に富んだ筋肉から繰り出されるフットワークはパワーに満ちあふれ、意外なほどの器用さも持ち合わせております。完成度の高い馬体、活発な気性から早期デビューも視野に入ってくるはずで競馬場では自由自在なレースぶりを見せ、夏競馬から勝ち上がりクラシックに乗せたい一頭です。
----------------------------
[募集馬診断レポート]
----------------------------
1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1997 生まれ、本馬は 10 歳の時の産駒
【母の戦歴】中央 6 戦 0 勝
【母の馬場・距離適性】 ダート中距離
【母のデビュー時期】 3歳6月
【母の引退時期】 2000/12/2 (引退年齢 3 歳)
----------
【初仔の生年月日】 2002/3/15
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間】 5 ヶ月
【2005年産までの産駒数】 4 頭
【2005年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 2 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "初仔ダンディズム(父フジキセキ、牡)は、2歳7月デビュー、芝・ダート短-マイルで17戦5勝、
二番仔ベツレヘムスター(父フジキセキ、牝)は、3歳7月デビュー、芝短距離で4戦0勝、
三番仔スズノネイビー(父クロフネ、牡)は、2歳10月デビュー、ダート短-中距離で10戦3勝、
四番仔スズノヒロイン(父スペシャルウィーク、牝)は、2歳12月ビュー、芝短-マイルで3戦0勝。"
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖としてのポテンシャルは十分にありますね。これからも配合相手次第で活躍馬を出せる繁殖だと思います。
本馬の活躍のポイントは、早いデビューですね。丈夫に順調にいって欲しいですね。"
----------------------------
2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン(ヘイロー) 系× ヘイルトゥリーズン(ロベルト) 系
【同系の主な活躍馬】 スティルインラヴ、サンライズペガサス、ペインテドブラック、フサイチランハート、フューチャーサンデー、フィーユドゥレーヴ
【本馬の5代クロス】 ヘイルトゥリーズンの4×4、ノーザンダンサーの4×3、アルマームードの5×5、レディアンジェラの5×5
【牝系の特徴】 曾祖母セックスアピールは世界的な名牝で、エルグランセニョール、トライマイベストなどの有名種牡馬の母。近親にも重賞馬多数。
----------
【父デュランダル】
【競走成績】 日香で、2~6歳時18戦8勝。03年最優秀短距離馬
【種牡馬実績】 -
【2007年種牡馬リーディング】 - 位
(勝馬率 - %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 - %)※参考 アグネスタキオン 12.5%)
(ダート勝率 - %)※参考 アグネスタキオン 8.8%)
【ワンポイントウィキペディア1】 サンデーサイレンスにノーザンテーストを父に持つ牝馬を掛け合わせるという配合は、JRAに登録された競走馬だけでも186頭いるように、数多く試みられてきたが、GIを勝つ産駒がなかなか出現せず、この配合の馬で初めてGIを勝ったのが本馬である。長らくタブー扱いされてきたサンデーサイレンス×ノーザンテースト配合だったが、これを契機にダイワメジャー、アドマイヤマックス、エアメサイアとデュランダルが初GI制覇した翌年の2004年、更に2005年の2年間だけで他に3頭のGIウイナーが出た。
【ワンポイントウィキペディア2】 2003年秋のセントウルステークス。鞍上に新コンビとなる池添謙一を迎えて、豪快な末脚を伸ばして3着に入り、GIスプリンターズステークスに駒を進める。ここではこのレースで引退するビリーヴが1番人気。最後の直線で早くもビリーヴが先頭に立ったが、最後方から豪快な末脚を伸ばしてデュランダルがハナ差わずか15センチ交わしてビリーヴを退けた(直線最後方からスプリンターズステークスを優勝したのはデュランダルのみ)。そして次走、マイルチャンピオンシップではスプリンターズステークス同様に5番人気という評価ではあったが、ここでも豪快な末脚が炸裂しファインモーション以下を退け優勝。スプリンターズステークス、マイルチャンピオンシップの連勝が評価され同年の最優秀短距離馬に選出された。
【楽天馬の種牡馬寸評】 "稀代の快速馬デュランダルが、新種牡馬として登場である。
産駒傾向などはもちろんまったくわからないのであるが、血統から個人的にも非常に期待している新種牡馬である。
本馬の父サンデーサイレンスは、言わずと知れたヘイルトゥリーズン系の中でも"スピード"、"闘争心"にあふれ"決め手"鋭い種牡馬である。
そして、母父には"スタミナ"、"スピード"、"切れ"と3拍子そろったノーザンテーストがいる。
父、母父と遺伝力の強い2頭の種牡馬だけでも走る遺伝子はかなり伝わる感じがする。
しかし、さらに母系を進むと実に魅力的が血のクロスがたくさん入っていることに驚かされる。
この種牡馬の血統のポイントは、まさに母母スコッチプリンセス以下の母系の血の構成ではないだろうか。
母母スコッチプリンセスの血統は、ハイペリオン系×ブレニム系の強力なスタミナ配合である。
血統表を見てみると、タフなスタミナ血統のハイペリオンの4×5×5のラインクロスのほか、底力と粘りに優れたテディ系Bull Dog、Sir Gallahadの全兄弟の5×5のクロス、スタミナ血統のBlenheim(ブレニム)の5×5のクロス、ネアルコの4×4、Hurakan、Uncle's Lassieの全姉妹の5×5のクロスと細かいクロスが4代、5代にライン上にちりばめられ、しかもスタミナ、底力、粘りと非常に重厚な配合である。
さらにその母Meadow Saffronも、ハイペリオンの4×4、タフなスタミナ血統であるセントサイモン系のSeleneの5×5×5のラインクロス、ファラリスの5×5が入った、これもスタミナと底力にあふれた配合となっている。
このデュランダルの母系に細かく入ったクロスを構成する血は、実は日本でもかなりお馴染みの血ばかりであり、デュランダルの産駒には、6代~8代の深いところで、非常に細かいスタミナ系(スタミナ、粘り、底力)のラインクロスがたくさん入る可能性が高くなっている。実はこれは、これまで多くの名種牡馬が持ってきた遺伝要素の一つであり、某血統理論では種牡馬評価の基本的な考え方となっているものでもある。
まあ、産駒が走っていないので、いずれにしても想像の域を出ないが、産駒の活躍の可能性は十分に感じる種牡馬であるし、4分の3同血のダイワメジャーの種牡馬デビューの前に、しっかりとパフォーマンスを示しておきたいところでもある。"
----------
【母父ブライアンズタイム】
【競走成績】 米で2~4歳時に25戦9勝。フロリダダービー-GⅠ、ペガサスH-GⅠ、ジムダンディS-GⅡ、プリークネスS-GⅠ2着、ベルモントS-GⅠ3着。
【種牡馬成績】 主な産駒:ナリタブライアン(牡馬クラシック3冠)、サニーブライアン(東京優駿-GⅠ)、マヤノトップガン(菊花賞-GⅠ)、ファレノプシス(桜花賞-GⅠ)、タイムパラドックス(JBCクラシック-GⅠ)
【母父成績】 ブルーコンコルド(フェブラリーS-GI2着)
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★★
◆楽天馬の一言◆ "母父ブライアンズタイムは、ヘイルトゥリーズン系の中でもスピード型のヘイロー系に対して、スタミナ型と言われるロベルト系ですが、その中にあってもブライアンズタイムは、母系のリボー系からさらにタフなスタミナの血を引き継いでいるのが、代表産駒のナリタブライアン、マヤノトップガンを見てもよくわかります。
以下、産駒の特徴をワンポイントウィキペディアで紹介します。
【ワンポイントウィキペディア】
◆ブライアンズタイム
中長距離に適性を示すため、仕上がりが早い産駒はクラシック戦線において活躍している。
また、ダート戦での強さにも定評があり、レースを使われながらコンディションを整えていくタイプが多く、頑健で使い減りしにくい。
そのため、高齢であっても活躍が見込まれるため、古馬になって中央競馬ではピークを過ぎたと見られる馬であっても、地方競馬の厩舎から譲渡の引き合いが来る場合もある。
だが活躍馬の大多数は春のクラシック戦線以前から頭角を現しており、全体的に仕上がりが早い傾向が強い。
ブライアンズタイム自身は競走馬としてはやや小柄な部類に入る馬で、良績のある産駒は大型馬が少ない。
しかし、大きな腹袋で見た目には実際の体重より重量感のある産駒が多く、またそういう産駒の方が走ると言われている。
一方で、シルクジャスティスのように馬体がさして目立たない産駒の方が大レースを制したり、タニノギムレットのようにスプリンター風の筋肉質の馬体ながらも距離をこなす馬など、見たところが当てにならない産駒が出ることもままあり、馬券買い泣かせ、予想家泣かせというだけでなく、産駒を購入する側にとっても買い手泣かせという面も持っている。
~以上~
本馬の祖母ノーザンプランサーは、父ノーザンダンサー、母セックスアピールという血統です。
セックスアピールとノーザンダンサーの配合は、エルグランセニョール、トライマイベストという大種牡馬が誕生しており、祖母ノーザンプランサーは、その2頭の大種牡馬の全姉、全妹ということになります。
また、この祖母セックスアピールは、父バックパサー、母父にハイペリオン系のAlibhaiを配し、スタミナ色の強い血統ですが、そこにノーザンダンサー、ブライアンズタイムと配合され、底力にあふれたかなりタフなスタミナ、スピード持続力のある配合に血統構成になっています。
今回は、デュランダルとの配合ということで、スピード値の高さ、決め手(瞬発力)が強化され、母ビワプランサーの代表産駒の誕生となる可能性すらあると思います。"
----------------------------
3.厩舎診断
【厩舎名】 加藤征弘
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 23 位
勝ち数 30 勝、勝率 10.7% 、連対率 21.8%
【2007成績】 リーディング 11 位
勝ち数 33 勝、勝率 12.0% 、連帯率 21.7%
これまでの主な管理馬 レゴラス、ピットファイター、トーセンブライト、カタマチボタン
【よく使う騎手】 藤田騎手、安藤勝騎手、田中勝騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ ここ4年で3度20勝以上しているトレーナーです。開業7年目で、初年度以外は30位以内をキープし続けており、昨年はついに11位まできましたね。この厩舎も非常に伸びていて勢いのある厩舎の一つですね。いつ大物が出てきてもおかしくない厩舎です。私の好きなトレーナーの一人です。
◆ワンポイントウィキペディア◆ 1991年5月、JRA競馬学校厩務員課程に入学し、9月から美浦・加賀武見厩舎所属の厩務員となり、11月には美浦・二本柳俊一厩舎所属の調教助手となる。2001年2月、調教師免許を取得する。2004年、第9回武蔵野ステークスをピットファイターが制しJRA重賞初勝利を挙げる。2007年、第7回シンガポール航空インターナショナルカップをシャドウゲイトが制し海外のGIがGI初制覇となった。
----------------------------
4.馬体診断
(測尺) 馬体重:450kg
体高:155cm
胸囲:176cm
管囲:20cm
----------
(DVD診断)
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 -
【前肢のブレ】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【歩くリズム】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
優秀:○、普通-、やや不安△
----------
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★★
◆楽天馬の一言◆ "顔が実に良いですね。首は少し短めですが、父デュランダルで、走るステージは短-マイル前後と考えればそれほど気にはなりません。肩、トモに非常にふっくらと柔らかそうな筋肉がついていて、容量もあって好感が持てます。
脚もとも、繋ぎの角度も非常に良いと思います。故障が少なそうな脚もとと言えると思います。
飛節も実にしっかりしていて力強く、臀端からのラインに非常にバネを感じます。
カタログのコメントにもあるように馬体は完成度が高く、特に腰高でもないですので、このままキ甲が抜けていく感じですね。
現状で450キロありますので、今後の成長を考えるとサイズも十分だと思います。
肌つや良く、ちょっと尾っぽの毛が焼けているのが気にはなりますが、それほどひどくないので内臓を含めて健康状態もまずまずではないでしょうか。歩様もしっかりしていて、トータル的に早期デビューできそうな感じです。"
----------------------------
5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "母の繁殖ポテンシャル、血統構成を見ても、父とは相性が良さそうです。ヘイルトゥリーズンのクロスはいつも気にはなるんですが、主流血脈であるノーザンダンサーがしっかり主張していますし、血統から受ける距離のイメージと馬体が見事にマッチしています。
これは非常にポイントが高いですね。
雰囲気に大物感があって、ビワプランサーの代表産駒になる可能性も十分感じさせる1頭ですね。
牧場でも評判もかなり良いです。"
----------------------------
一口馬主”とは、競走馬の会員制共有クラブを通じて、400口や500口などの小口に分割された競走馬の購入費や維持経費に出資する会員を指します。 会員は、馬主資格を有さない人がほとんどですが、会員制共有クラブ(以下「一口馬主クラブ」という。)を通して、競走馬に投資することで、馬主気分を存分に味わうことが可能です。 ”一口馬主クラブ”とは、この投資者が間接的に馬主となるシステムを有しているクラブということになります。 サラブレットは、安くても数百万円、高い馬は数億円にもなります。 そのサラブレットを所有実際にJRAの馬主資格を得るためには数億円の資産が必要となります。 この共有馬主のしくみが作られるまでは、限られたごく一部の人しか馬を所有できませんでした。 しかし、現在では大小20以上の一口馬主クラブがあり、会員も数万人はいると推測されます。 ---------------------------------