32.リズモア(タイキナタリーの07)
Posted at 08/08/17 PermaLink» Trackback(0)»
『二十一世紀を支配する血脈』(著者:武市銀治郎)
【内容情報】競走、生産において生き残れるのは“逞しい血”を持ったサラブレッドである。産駒勝馬率、高齢生殖能力、異系超活性血統など、さまざまなデータを分析した「血の活性化論」をもって二十一世紀のサラブレッドの盛衰を予言する―。
『世界の逞しい血統』(著者:武市銀治郎)
【内容紹介】サンデーサイレンスやシガーの超活性源はどこから来たのか。いま、近未来の血統盛衰と活性化への扉を開く。
【内容情報】サラブレッドは、これまで父系中心に語られてきた。しかし、種牡馬のレベルが飛躍的に向上した現代において、母系を無視した血統論はもはや意味をなさなくなっている。名馬誕生の鍵を握るのは、実は「母の血」なのかもしれない。サラブレッドの血統を母系から読み解く初めての試み。
【目次】母のちから―母系血統の重要性/母の履歴書―ジェネラル・スタッド・ブック/母の記号―ファミリーナンバー/成功する母―データが語る名牝の条件/母の事情―牧場という生産現場/母の相性―ニックスと代用血統/日本の母系(スペシャルウィークへの道/トウカイテイオーへの道)/母の父―ブルードメアサイヤー
競馬の血統学
著者:吉沢譲治
【内容情報】カナダが送った革命の使者ノーザンダンサー。サラブレッドの進化と活性化に貢献した歴史的名種牡馬は、思いがけない国や血統から誕生してきた。そして、次なる国とは…。大胆な仮説を、緻密な取材と分析で考証した「JRA馬事文化賞」受賞作に、新たな流れに沿った終章を追録。
【内容情報】昔、神童。開成では劣等生。13回、調教師試験に失敗。ところが、開業以来、破竹の勢いで勝鞍を量産。その躍進の裏には確かな計算があった―。
【著者情報】矢作芳人(ヤハギヨシト)1961年3月20日生まれ。東京都出身。天下に名高い進学校である開成中学~高校を卒業後、父の反対を押し切り競馬の世界へ。オーストラリアでの修行後、1984年に栗東・工藤嘉見厩舎の厩務員に。調教助手などを経て、04年、14回目にして調教師試験を突破。翌年3月1日付けで開業し、以来、15勝、24勝、34勝と着実に勝ち星を伸ばす。地味な血統の馬を走らせることに定評があり、ロドリゴデトリアーノ産駒のスーパーホーネットが厩舎の看板馬として活躍中。また、かつての担当馬イワテニシキとの日々を描いた『ニシキ』で、00年の優駿エッセイ大賞次席を獲得するなど、マルチな才能を発揮している。07年、JRA優秀調教師賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
---------------------------------
【馬名】 リズモア(タイキナタリーの07)
由来:アイルランドで最も美しいまちにも選ばれたことがある町。その名の通り、美しい走りを見せてほしいとの願いを込めて。母父が愛ダービーを勝っていること、また名牝である祖母が愛国産であることより連想。(愛語)
【性別】 牝
【毛色】 鹿毛
【父】 アグネスデジタル
【母】 タイキナタリー (母父 コマンダーインチーフ )
【生年月日】 2007年3月24日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンF
【募集価格】 1,600 万円(一口価格 4 万円)
---------------------------- ![]()
【カタログのコメント】 体高もそれほど高くなく、コンパクトにまとまっていますが、父譲りの頑丈な筋肉に覆われており、ひ弱さは微塵も感じられません。起伏のある放牧地でも揺らぐことのない踏み込みの力強さは、見ている者に安心感を与えてくれます。一度教えたことは決して忘れない聡明さも持ち合わせており、これから始まる初期馴致もあっさりクリアしてくれるでしょう。薄い皮膚に脂肪の付きにくい体質は仕上がりやすさの証明であり、2歳戦からの早期デビューも視野に入れ、父同様マイル前後で軽快なスピードをフルに活かした活躍が期待されます。
----------------------------
[募集馬診断レポート]
----------------------------
1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1999 生まれ、本馬は 8 歳の時の産駒
【母の戦歴】中央 15 戦 0 勝
【母の馬場・距離適性】 芝マイル-長距離
【母のデビュー時期】 2歳11月
【母の引退時期】 2003/9/27 (引退年齢 4 歳)
----------
【初仔の生年月日】 2005/2/27
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間】 6 ヶ月
【2005年産までの産駒数】 1 頭
【2005年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 1 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 初仔ファンキーテーラー(父アドマイヤコジーン、牡)は、2歳11月デビュー、芝・ダート中距離で6戦1勝。
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★★
◆楽天馬の一言◆ まず繁殖ポテンシャルの高い繁殖です。繁殖時期としても黄金期ですので、その点では本馬も大いに期待して良いと思います。
----------------------------
2.血統診断
【血統構成】 ミスタープロスペクター 系× ノーザンダンサー 系
【同系の主な活躍馬】 スイープトウショウ、アグネスデジタル、イーグルカフェ、キングカメハメハ、エルコンドルパサー、マイネルラヴ、アメリカンボスなど多数
【本馬の5代クロス】 レイズアネイティヴの4×5、ノーザンダンサーの5×5、セクレタリアトの5×5
【牝系の特徴】 祖母サブミッションの産駒(母の兄弟)にプリンシパルSなど5勝のタイキブライドル(父スリルショー、牡)、ターコイズSなど4勝のタイキトゥインクル。重賞勝ち馬は少ないものの、重賞戦線で活躍した馬は世代に1,2頭はいる。
----------
【父アグネスデジタル】
【競走成績】 日香UAEで2~6歳時に32戦12勝。02年最優秀4歳以上牡馬。香港C-G1(芝2000m)、天皇賞・秋-JPN1(芝2000m)、安田記念-JPN1(芝1600m)、マイルCS-JPN1(芝1600m)、フェブラリーS-JPN1(ダ1600m)、南部杯-JPN1(ダ1600m)、全日本3歳優駿-JPN2(ダ1600m)、ユニコーンS-JPN3(ダ1800m)、名古屋優駿-JPN3(ダ1900m)、NTV盃-JPN3(ダ1800m)、QEⅡC-G12着、武蔵野S-JPN32着。
【種牡馬実績】 04年より供用。ドリームシグナル(シンザン記念-JPN3、京王杯2歳S-JPN22着)、ユビキタス(ユニコーンS-JPN3、昇竜S-OP)、ヤマニンキングリー(白百合S-OP、きさらぎ賞-JPN33着)、エイムアットビップ(りんどう賞、ファンタジーS-JPN32着、阪神JF-JPN13着)
【2007年種牡馬リーディング】 80 位
(勝馬率 26.2 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 9.9 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%)
(ダート勝率 7.7 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%)
【ワンポイントウィキペディア1】 アグネスデジタルが勝利を挙げた競馬場は9場にも達し、天皇賞が外国産馬に開放された翌年の2001年に天皇賞を制覇、中央・地方交流競走・海外での活躍と、その昔海外との競走馬の行き来は皆無であったばかりか、日本国内でも中央競馬と地方競馬、中央競馬の中での関東と関西の間の壁、地方競馬の各競馬場間の壁が厳然として存在し鎖国競馬、箱庭競馬と言われていた時代では存在しない競走馬であった。このため、最強馬を議論する時に、アグネスデジタルを引き合いに出す競馬ファンも存在する。
【ワンポイントウィキペディア2】 南部杯→天皇賞(秋)→香港カップ→フェブラリーステークスのGI4連勝にみられるように芝・ダート、距離、中央・地方・海外を問わず活躍した日本の競走馬としては稀有な存在であった。また、3歳~6歳まで4年連続でGIを制覇するなど息の長い活躍を見せた(4年連続GI優勝は他にはメジロマックイーン、メジロドーベル、アドマイヤドン、ユートピア)。さらに安田記念、マイルチャンピオンシップをレコードタイムで制するなどのスピードも見せた。また、当時に国内で行われていた芝・ダート1600mの古馬のGI・統一GIを全て制覇していることになる(現在ではかしわ記念がこれに加わっている)。
【楽天馬の種牡馬寸評】 "稀代のオールラウンダーという表現がピッタリの馬ですね。産駒は芝レースに偏っていますが、これは芝で走れるなら芝へという日本の競馬の傾向を繁栄しているだけで、ダートでも活躍馬が出てくるのは時間の問題だと思います。昨年の一世代だけでリーディング80位というのは、非常に優秀で、今年は9月現在でリーディングも24位まで上げてきています。
父が大種牡馬クラフティプロスペクターで、ミスプロの後継種牡馬の1頭です。
クラフティプロスペクターは、多数のステークスウイナーを出しているものの大物が少なく、堅実な血統という印象です。
ミスプロ系初期の種牡馬ということで母系は比較的地味ですが、その母リアルクラフティレディの産駒は全て出走、全て勝ち上がりというのもクラフティプロスペクター産駒の堅実さを後押ししている感じです。
日本では主にダートで活躍する産駒が多いのが特徴です。
実際に世界中で走っている産駒全体の約7割はダートで、その大半はダートの1500m以下です。芝で走った場合でもほとんどの産駒はマイル以下で走っています。
母父チーフズクラウンは、現役時代2歳時の活躍が顕著で、BCジュヴェナイルの初代王者になっています。大種牡馬ダンジグの初年度産駒で、ダンジグはこのチーフズクラウンの活躍でいきなり3歳リーディングサイアーになっています。
その母シックスクラウンは、三冠馬セクレタリアトと牝馬三冠馬(マザーグースS、エイコーンS、CCAオークス)の母クリスエヴァートの配合で生まれた超良血馬です。代表産駒はチーフベアハート(BCターフ、米最優秀芝古牡馬)です。
日本での勝ち鞍は芝短距離戦に集中しており、仕上がりが早いのが特徴です。産駒全体としては約7割が芝で走っており、さらにその7割くらいがマイル以下で走っています。ただ、大物は意外と距離が保つのも特徴です。ちなみにダートで走った残り3割の産駒は、その9割以上が中距離以上で走っています。
アグネスデジタルの走った距離レンジや馬場は、この母父チーフズクラウンと、父クラフティプロスペクターの両方のステージを幅広くカバーしてる感じですが、どちらかというと母父の方に似た感じですね。
母母父には凱旋門賞2連覇のスタミナ優勢のリボー系種牡馬アレッジドが入っています。
まさに血統構成もオールラウンダーですね。産駒もいろいろなステージで走る産駒が出てくると思います。
これは種牡馬として生き残るには非常に有利ですね。"
----------
【母父コマンダーインチーフ】
【競走成績】 英愛5勝、英ダービー-G1、愛ダービー-G1。
【種牡馬成績】 レギュラーメンバー(JBCクラシック-JPN1)、マイネルコンバット(ジャパンDD-JPN1)、アインブライド(阪神3歳牝馬S-JPN1)、ハギノハイグレイド(東海S-JPN2(2回))
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "母父コマンダーインチーフは、イギリスの競走馬で、デビューから2ヶ月でエプソムダービーとアイリッシュダービーを制した名馬です。ヨーロッパで活躍した数少ないダンシングブレーヴ産駒の一頭で、種牡馬入りしてすぐに日本に輸入され、初年度からGIホースを輩出し、97の新種牡馬ランキングで堂々1位に輝いきました。その後も芝・ダート問わず多くの重賞馬を出し、コンスタントに活躍しました。最近は、相手繁殖にも恵まれなくなり、さすがに成績はダウン気味です。
父ダンシングブレーヴは言うに及ばない名馬ですが、母スライトリーデンジャラスも名繁殖で、ウォーニングは半兄にあたりますが、その他の産駒も重賞戦線で活躍しました。産駒は7割がダートで走っていますが、活躍馬は比較的芝に多いです。
母母父ダルシャーンは、その父シャーリーハイツが英・愛ダービーを制したミルリーフ系の名種牡馬で、現役時代は仏ダービーであのサドラーズウェルズに勝っています。産駒は底力にあふれ大レースに強い大物と全く走らない産駒と極端なのが特徴です。
産駒のBCターフの勝ち馬コタシャーンがジャパンカップでも好走していますが、産駒全体としてはステイヤータイプが多く、日本の高速馬場にはあまり向かない。
母母母父アファームドは米三冠馬で、レイズアネイティヴ系種牡馬です。産駒は芝・ダート兼用で、距離もこなします。種牡馬成績はイマイチですが、BMSとしては非常に優秀で評価が高い種牡馬です。日本でもサイレントハピネスの母父です。
全体的には、底力、スタミナにあふれた血統で、脚質的には日本にあまり向かない感じですので、相手種牡馬には、日本の高速競馬にあった高いスピード値と馬場適性を要求したいですが、本馬の父アグネスデジタルには、その両方があり、しかもステージが広いですので、本馬にはそのいずれかのステージのスペシャリストになって欲しいですね。"
----------------------------
3.厩舎診断
【厩舎名】 小島茂之
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 126 位
勝ち数 11 勝、勝率 5.3% 、連対率 11.1%
【2007成績】 リーディング 69 位
勝ち数 19 勝、勝率 7.8% 、連帯率 13.9%
これまでの主な管理馬 サンデーコバン、ブラックエンブレム
【よく使う騎手】 田中勝騎手、的場勇騎手、吉田豊騎手、松岡正海騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ 開業5年目の昨年一気に躍進。今年は、さらに勝ち星を伸ばしそうな感じです。
----------------------------
4.馬体診断
(測尺) 馬体重:426kg
体高:156cm
胸囲:176cm
管囲:19cm
----------
(DVD診断)
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢のブレ】 △
【前肢の肩の出】 ○
【歩くリズム】 △
【繋ぎの柔らかさ】 ○
優秀:○、普通-、やや不安△
----------
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "馬体自体は脚元も素軽そうで、芝を滑るように走りそうな印象です。ボリューム感はないものの逆に余計な筋肉がついていない感じで、牝馬ですからこのくらいでも大丈夫でしょう。ただ、トモにはもう少しボリュームが欲しいので、この辺は今後の調教でついてきてくれると期待したいです。肩の角度、トモの角度、背中の感じから距離は短めの感じで、馬体的にはどちらかというと父アグネスデジタルの血を少し濃く受け継いでいる感じで、高速競馬にも十分適性がありそうです。繋ぎの雰囲気から芝でいけそうな感じですね。
カタログのコメントにもあるように、仕上がりやすい馬体ですので、早い時期から活躍して欲しいのですが、DVDで見る限り、その歩様から現状ちょっと幼い感じで、調教がはじまってどのくらいのペースでいけるのか見てみたい感じですね。"
----------------------------
5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "繁殖ポテンシャルが高く、その点期待が持てますね。顔がすっきりしていて性格が良さそうです。
馬体の張りツヤから健康状態も良好のようですね。
血統構成から言うとちょっと重たい欧州血統で、父アグネスデジタルがどれだけ軽さを伝えてくれるかがポイントですが、馬体から見ると欧州血統にみられるムキムキ、ゴツゴツ感は無くて、父似の感じですので、その点はなんとかなりそうです。
馬体は少し幼い感じですし、歩様もかなり甘いので、しっかりしてくる過程をよくチェックしてみたいですね。早い時期に調教ペースがつかめるようだと、馬体の感じから早い時期にデビューできそうで、そうなれば本馬の得意なステージで息の長い活躍ができそうですね。"
----------------------------
一口馬主”とは、競走馬の会員制共有クラブを通じて、400口や500口などの小口に分割された競走馬の購入費や維持経費に出資する会員を指します。 会員は、馬主資格を有さない人がほとんどですが、会員制共有クラブ(以下「一口馬主クラブ」という。)を通して、競走馬に投資することで、馬主気分を存分に味わうことが可能です。 ”一口馬主クラブ”とは、この投資者が間接的に馬主となるシステムを有しているクラブということになります。 サラブレットは、安くても数百万円、高い馬は数億円にもなります。 そのサラブレットを所有実際にJRAの馬主資格を得るためには数億円の資産が必要となります。 この共有馬主のしくみが作られるまでは、限られたごく一部の人しか馬を所有できませんでした。 しかし、現在では大小20以上の一口馬主クラブがあり、会員も数万人はいると推測されます。 ---------------------------------