35.セイントニコラス(スリリングヴィクトリーの07)
Posted at 08/08/14 PermaLink» Trackback(0)»
『二十一世紀を支配する血脈』(著者:武市銀治郎)
【内容情報】競走、生産において生き残れるのは“逞しい血”を持ったサラブレッドである。産駒勝馬率、高齢生殖能力、異系超活性血統など、さまざまなデータを分析した「血の活性化論」をもって二十一世紀のサラブレッドの盛衰を予言する―。
『世界の逞しい血統』(著者:武市銀治郎)
【内容紹介】サンデーサイレンスやシガーの超活性源はどこから来たのか。いま、近未来の血統盛衰と活性化への扉を開く。
【内容情報】サラブレッドは、これまで父系中心に語られてきた。しかし、種牡馬のレベルが飛躍的に向上した現代において、母系を無視した血統論はもはや意味をなさなくなっている。名馬誕生の鍵を握るのは、実は「母の血」なのかもしれない。サラブレッドの血統を母系から読み解く初めての試み。
【目次】母のちから―母系血統の重要性/母の履歴書―ジェネラル・スタッド・ブック/母の記号―ファミリーナンバー/成功する母―データが語る名牝の条件/母の事情―牧場という生産現場/母の相性―ニックスと代用血統/日本の母系(スペシャルウィークへの道/トウカイテイオーへの道)/母の父―ブルードメアサイヤー
競馬の血統学
著者:吉沢譲治
【内容情報】カナダが送った革命の使者ノーザンダンサー。サラブレッドの進化と活性化に貢献した歴史的名種牡馬は、思いがけない国や血統から誕生してきた。そして、次なる国とは…。大胆な仮説を、緻密な取材と分析で考証した「JRA馬事文化賞」受賞作に、新たな流れに沿った終章を追録。
【内容情報】昔、神童。開成では劣等生。13回、調教師試験に失敗。ところが、開業以来、破竹の勢いで勝鞍を量産。その躍進の裏には確かな計算があった―。
【著者情報】矢作芳人(ヤハギヨシト)1961年3月20日生まれ。東京都出身。天下に名高い進学校である開成中学~高校を卒業後、父の反対を押し切り競馬の世界へ。オーストラリアでの修行後、1984年に栗東・工藤嘉見厩舎の厩務員に。調教助手などを経て、04年、14回目にして調教師試験を突破。翌年3月1日付けで開業し、以来、15勝、24勝、34勝と着実に勝ち星を伸ばす。地味な血統の馬を走らせることに定評があり、ロドリゴデトリアーノ産駒のスーパーホーネットが厩舎の看板馬として活躍中。また、かつての担当馬イワテニシキとの日々を描いた『ニシキ』で、00年の優駿エッセイ大賞次席を獲得するなど、マルチな才能を発揮している。07年、JRA優秀調教師賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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【馬名】 セイントニコラス(スリリングヴィクトリーの07)
由来:「聖ニコラス」の意。ロシアの守護の聖人で、サンタクロースのモデルと言われている。競馬界やファンにたくさんのプレゼントをしてほしいとの願いを込めて。父名より連想。(英語)
【性別】 牡
【毛色】 鹿毛
【父】 セイントリアム
【母】 スリリングヴィクトリー (母父 イヴェント オブ ジイアー )
【生年月日】 2007年3月18日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンファーム
【募集価格】 2,400 万円(一口価格 6 万円)
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【カタログのコメント】 ダートG1を4勝し米国年度代表馬にも輝いた父の初年度産駒になります。その父のプロフィールだけを聞くとパワフルな馬体と動きをイメージさせられますが、さすが日本の軽い馬場で大成功を遂げているヘイロー系、素軽い馬体を柔軟に使った動きを見せており、芝での成功も予感させます。収牧後も息が乱れることのない高い心肺機能の持ち主で、従順な気性からも幅広い距離をこなしてくれそうです。両親にとっての初仔でもあり不確定要素も多いですが、それ以上に未知の魅力にあふれており、その可能性に賭けてみたくなる一頭です。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 2002 生まれ、本馬は 5 歳の時の産駒
【母の戦歴】 米6勝
【主な勝ち鞍】 ラブレアS-GI3着
【母の馬場・距離適性】 ダートマイル前後
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【2005年産までの産駒数】 本馬が初仔
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ データが少ないので、想像の域をでませんが、繁殖ポテンシャルはまずまず高いと思います。4歳で繁殖入りしていること、出走したレースがマイル前後あるいはそれ以下のダート中心だったということ、初仔である本馬の毛づや、張りがまずまず良いことなどを考えると、そんなにボロボロになって繁殖入りしたとは考えにくいと思いました。実際の引退してから種付けまでの期間がよくわかりませんが、12月のラ ブレアS-GI3着で引退したのであれば、繁殖ポテンシャル的にはベストですね。4ヶ月は空いていますからね。もしそうなら★7つですね。
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2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× ボールドルーラー 系
【同系の主な活躍馬】 シンボリクリスエス、ジェニュイン、オレハマッテルゼ、アグネスタキオン、アグネスフライト、エアシャカールなど
【本馬の4代クロス】 4代アウトブリード
【牝系の特徴】 かなり溯らないと重賞馬には出会えない。5代母のサマータイムプロミスが米10勝の重賞勝ち馬。
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【父セイントリアム 】
【競走成績】 米で3~5歳時に20戦9勝。05年米年度代表馬。05年米最優秀古牡馬。BCクラシック-G1(ダ10F)、ドンH-G1(ダ9F)、スティーヴンフォスターH-G1(ダ9F)、ウッドワードS-G1(ダ9F)、同2着、クラークH-G2(ダ9F)、ニューオリンズH-G22着、ホイットニーH-G12着。
【種牡馬実績】 06年より米で供用。08年の1歳世代が初年度産駒。
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【母父イヴェントオブジイヤー】
【競走成績】 米5勝、ジムビームS-G2、ストラブS-G2、エルカミノリアルダービー-G3、サンタアニタH-G12着、サンフェルナンドBCS-G22着、マリブS-G13着。
【種牡馬成績】 フォーローザレインボウ(エルカポンS)、ステアリングキャット(カルフォルニアサラブレッドBAS)
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "父セイントリアムは種牡馬生活1年のみで急逝していますので、本馬はまさにセイントリアムの遺児ですね。
父セイントリアムは、その父がヘイロー直仔のセイントバラード、このセイントバラードの母はエルバジェ系の名牝バラードで、兄弟は、全姉に1980年度のカナダ年度代表馬およびエクリプス賞最優秀古牝馬のグローリアスソング(Glorious Song)、全兄に1983年度エクリプス賞最優秀2歳牡馬のデヴィルズバッグ(Devil's Bag)がいる超良血です。
セイントリアムは、3歳2月デビュー。4歳秋にGIのウッドワードステークスで当時のアメリカ最強馬ゴーストザッパーと接戦を演じてクビ差の2着、その後G2クラークハンデキャップで初重賞制覇を飾りました。5歳にはドンハンデキャップ(GI)で、この年のドバイワールドカップに勝つロージズインメイを下しG1初制覇しました。
その後、スティーヴンフォスターハンデキャップ、ウッドワードステークスとGIを2勝した後、1番人気に指示されたBCクラシックにも勝利して、エクリプス賞年度代表馬、古牡馬チャンピオンに選出され、その年引退しました。
種牡馬としては未知数ですが、自身の血統構成がヘイロー系×ミスプロ系×ノーザンダンサー系の累代であることを考えれば、日本で活躍する素地は十分にあると考えます。
本馬の母系を見てみると、母父イヴェントオブジイヤーはシアトルスルーの直仔で、ボールドルーラー系×ミスプロ系という血統構成。マイルから中距離で9戦5勝、重賞3勝で、GIのサンタアニアHでも2着に入っています。スピード持続力とパワーという感じでしょうか。
母母父デヒアは、現役時代9戦6勝、デピュティミニスター系種牡馬で、母父がボールドルーラー系セクレタリアト、ダートのマイル前後を主戦場にGI2勝を含む重賞5勝を上げている。日本にもトーヨーデヒア、ケーアイガードなどが重賞を勝っていますが、高速馬場向きの切れは、同じデピュティミニスター系のフレンチデピュティやシルヴァーデピュティなどに比べて劣る感じです。
母母母父スルーオゴールドは、シアトルスルーの後継種牡馬の1頭で、ボールドルーラー系としては珍しく、仕上がりの遅い晩成型の産駒が多いのが特徴です。
母系は全体的に、日本の高速馬場向きのスピードが不足して感じですが、十分なパワーとスピード持続力を持っており、父セイントリアムのスピードの遺伝力によっては、ダートのマイル前後でタフに走りそうです。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 勢司和浩
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 56 位
勝ち数 21 勝、勝率 10.5% 、連対率
【2007成績】 リーディング 81 位
勝ち数 17 勝、勝率 9.2% 、連帯率
これまでの主な管理馬 スマイルトゥモロー、ミンティエアー、ヒカルベガ
【よく使う騎手】 蛯名騎手、北村騎手、吉田隼騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 開業3年目から5年連続20勝以上を続けていましたが昨年20勝を割って、今年は巻き返しが期待されます。非常に我慢強く使う調教師で、私が好きな調教師の一人です。
◆ワンポイントウィキペディア◆ 1986年に稗田敏男厩舎の調教助手となり、1990年に国枝栄厩舎に移った。1999年に調教師免許を取得し、2000年に厩舎を開業。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:398kg
体高:155.5cm
胸囲:179cm
管囲:19.5cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 -
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢のブレ】 -
【前肢の肩の出】 ○
【歩くリズム】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
優秀:○、普通-、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★★☆
◆楽天馬の一言◆ "顔はいかにも闘争心がありそうですが、カタログのコメントから従順とのことで、その辺は人に対してと馬に対してを使い分けられるタイプと言えそうです。
首はちょっと短めですが、細身でしっかりしています。肩の筋肉の付き方はまず良くて、二の腕から腕力もまずまずありそうです。
繋ぎは短めで、ちょっと立ち気味ではありますが、まずまずだと思います。
胴回りは伸びやかで、窮屈さがありません。ちょっと背タレ気味ですが、馬体自体が結構幼い感じですので、これからずいぶん雰囲気が変わってくるでしょう。
トモはちょっと短めですが、パンと張っていて、これからしっかりとした筋肉がついてきそうです、飛節が一見弱々しい感じにも見えますが、グリッとしていて大丈夫でしょう。
後肢の感じは非常に良いですね。歩様には随所に柔らかさを感じさせ、ある時期になったら馬体が急激に変わってきそうです。
全体を眺めてみて、本馬の様に募集時にトモが大きく見える馬というのは、大体活躍していますね。
馬体重が少ないですが、次月の既に大幅にアップしていますのでここでは減点しません。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "馬体にはパーツパーツを見た限りではほとんど文句はありません。
欲を言えばもう少し雰囲気(積極性)みたいなものが馬体から感じられたらもっと良かったと思いますが、こういう飄々としたタイプが大きい仕事をすることはよくあることです。
血統から、芝の高速競馬よりはダートの方が適性はある感じですが、各部が柔らかいつくりなので適性は意外と幅広いかもしれません。
父も含めて未知数の馬ですが、それだけに期待感も高いと言えます。
そう考えると値段も牡馬ですからお手頃感があります。"
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一口馬主”とは、競走馬の会員制共有クラブを通じて、400口や500口などの小口に分割された競走馬の購入費や維持経費に出資する会員を指します。 会員は、馬主資格を有さない人がほとんどですが、会員制共有クラブ(以下「一口馬主クラブ」という。)を通して、競走馬に投資することで、馬主気分を存分に味わうことが可能です。 ”一口馬主クラブ”とは、この投資者が間接的に馬主となるシステムを有しているクラブということになります。 サラブレットは、安くても数百万円、高い馬は数億円にもなります。 そのサラブレットを所有実際にJRAの馬主資格を得るためには数億円の資産が必要となります。 この共有馬主のしくみが作られるまでは、限られたごく一部の人しか馬を所有できませんでした。 しかし、現在では大小20以上の一口馬主クラブがあり、会員も数万人はいると推測されます。 ---------------------------------