36.ファーベルハフト(サクラファビュラスの07)
Posted at 08/08/13 PermaLink» Trackback(0)»
『二十一世紀を支配する血脈』(著者:武市銀治郎)
【内容情報】競走、生産において生き残れるのは“逞しい血”を持ったサラブレッドである。産駒勝馬率、高齢生殖能力、異系超活性血統など、さまざまなデータを分析した「血の活性化論」をもって二十一世紀のサラブレッドの盛衰を予言する―。
『世界の逞しい血統』(著者:武市銀治郎)
【内容紹介】サンデーサイレンスやシガーの超活性源はどこから来たのか。いま、近未来の血統盛衰と活性化への扉を開く。
【内容情報】サラブレッドは、これまで父系中心に語られてきた。しかし、種牡馬のレベルが飛躍的に向上した現代において、母系を無視した血統論はもはや意味をなさなくなっている。名馬誕生の鍵を握るのは、実は「母の血」なのかもしれない。サラブレッドの血統を母系から読み解く初めての試み。
【目次】母のちから―母系血統の重要性/母の履歴書―ジェネラル・スタッド・ブック/母の記号―ファミリーナンバー/成功する母―データが語る名牝の条件/母の事情―牧場という生産現場/母の相性―ニックスと代用血統/日本の母系(スペシャルウィークへの道/トウカイテイオーへの道)/母の父―ブルードメアサイヤー
競馬の血統学
著者:吉沢譲治
【内容情報】カナダが送った革命の使者ノーザンダンサー。サラブレッドの進化と活性化に貢献した歴史的名種牡馬は、思いがけない国や血統から誕生してきた。そして、次なる国とは…。大胆な仮説を、緻密な取材と分析で考証した「JRA馬事文化賞」受賞作に、新たな流れに沿った終章を追録。
【内容情報】昔、神童。開成では劣等生。13回、調教師試験に失敗。ところが、開業以来、破竹の勢いで勝鞍を量産。その躍進の裏には確かな計算があった―。
【著者情報】矢作芳人(ヤハギヨシト)1961年3月20日生まれ。東京都出身。天下に名高い進学校である開成中学~高校を卒業後、父の反対を押し切り競馬の世界へ。オーストラリアでの修行後、1984年に栗東・工藤嘉見厩舎の厩務員に。調教助手などを経て、04年、14回目にして調教師試験を突破。翌年3月1日付けで開業し、以来、15勝、24勝、34勝と着実に勝ち星を伸ばす。地味な血統の馬を走らせることに定評があり、ロドリゴデトリアーノ産駒のスーパーホーネットが厩舎の看板馬として活躍中。また、かつての担当馬イワテニシキとの日々を描いた『ニシキ』で、00年の優駿エッセイ大賞次席を獲得するなど、マルチな才能を発揮している。07年、JRA優秀調教師賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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【馬名】 ファーベルハフト(サクラファビュラスの07)
由来:「素晴らしい」の意。その名の通り、素晴らしい走りを見せてほしいとの期待を込めて。母名より連想。(独語)
【性別】 牡
【毛色】 芦毛
【父】 コジーン
【母】 サクラファビュラス (母父 ファビュラスダンサー )
【生年月日】 2007年4月27日 生まれ
【生産牧場】 E.V.Farm
【募集価格】 2,800 万円(一口価格 7 万円)
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【カタログのコメント】 4月下旬生まれながらも、十分な発育を示す肩から胸前の筋肉、そして力強い踏込みを生み出す張りのある後躯と、いかにも父の産駒らしい爆発的なスピードと瞬発力を秘める好馬体の持ち主です。父は地元米国ではオールラウンドに重賞勝ち馬を輩出し、本邦におけるその産駒は卓越したスピードを武器に芝の短・中距離でその真価を発揮する勝負強いタイプと定評されています。また、母系の古馬になるにつれじっくりと伸びていく手堅い成長力から想像されるように、本馬もキャリアを積むにしたがい勝負強く粘りのある競走馬として大成するタイプと言えます。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1990 生まれ、本馬は 17 歳の時の産駒
【母の戦歴】 仏入着
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【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 "産駒数は不明。
97産カツラファビュラス(父Tel Quel、牝)は、
98産マージナルグラマー(父クラフティプロスペクター、牝)は、2歳7月デビュー、ダート短-マイルで23戦2勝、
99産ラタフィア(父コジーン、牝)は、2歳11月デビュー、芝・ダートマイル-中距離を中心に、26戦5勝、
00産サビアーレ(父カポウティ、牝)は、2歳12月デビュー、芝・ダート短距離、9戦1勝、
03産スルーフォーザナイト(父サザンヘイロー、牝)、米2勝。"
◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ 結構高齢期に差し掛かっており、これまでの繁殖生活の成績を考えると、伸びシロは少ない繁殖であると思います。もちろん、本馬にも全姉ラタフィア(父コジーン)のような活躍を期待したいです。そう考えると体質の強さが一つのポイントになりそうで、その辺の判定は慎重にしたいですね。もし問題がなければ、全姉以上の活躍も見込めると思います。
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2.血統診断
【血統構成】 フォルティノ(カロ) 系× ノーザンダンサー 系
【同系の主な活躍馬】 ビワハヤヒデ、アドマイヤコジーン、ネイティヴハート、トキオエクセレント、ユーワファルコン、エンゼルカロ、カネツクロス、ホワイトストーンなど
【本馬の4代クロス】 4代アウトブリード
【牝系の特徴】 牝系そのものは少なからず枝葉を広げているものの、本馬の枝にはあまり活躍馬がおらず、祖母ローラローラの産駒、すなわち母の兄弟にサクラローレルがいるのが、目立つくらい。溯ると近親にタイムパラドックスなど。
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【父コジーン】
【競走成績】 米で3~5歳時に24戦10勝。85年米最優秀芝牡馬。BCマイル-G1(芝8F)、同3着、ロングフェローH-G2(芝9F)、オーシャンポートH-G3(芝8.5F)、ユナイテッドネイションズH-G12着、マンノウォーS-G13着。
【種牡馬実績】 86年より米で供用。アルファベットスープ(BCクラシック-G1)、ティッカネン(BCターフ-G1、ターフクラシック招待H-G1)、スターオブコジーン(アーリントンミリオン-G1、マンノウォーS-G1)、エンヴァイアロンメントフレンド(エクリプスS-G1)、マズンミスト(マリブS-G1)、アドマイヤコジーン(安田記念-JPN1、朝日杯3歳S-JPN1)、ローブデコルテ(優駿牝馬-JPN1)、ゴッドオブチャンス(京王杯SC-JPN2)、エイシンバーリン(シルクロードS-JPN3)
【2007年種牡馬リーディング】 58 位
(勝馬率 42.9 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 12.2 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%) 49
(ダート勝率 11.5 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%) 26
【ワンポイントウィキペディア1】 "産駒はアメリカでは芝・ダート両方で好成績を残しているが、日本での活躍馬のほとんどが芝の短距離を主戦場としている。しかし海外では短距離からクラシックディスタンスまで重賞勝ち馬を輩出しており、距離適性は比較的幅広い。
好調時には条件を問わず、続けて好成績を収める産駒が多いが、不振に陥ると逆にどの条件でも奮わない産駒が多いのも特徴である。不振の理由は一概に述べることは出来ないが、日本のアドマイヤコジーン、エイシンバーリンなど、早い時期から走っていた産駒が挫折した後、古馬になって復活するケースも見られるため、単純に早枯れの早熟タイプが多いと片付け難いところがある。"
【ワンポイントウィキペディア2】 2008年、この年は38頭に種付けを済ませ、そのうち26頭の受胎が確認されており種牡馬として健在であったが、10月7日に健康状態悪化により28歳で安楽死処分となった。
【楽天馬の種牡馬寸評】 "世界の名種牡馬の1頭と言って良いでしょう。グレイソヴリン系の中でも特に切れがあるカロ系らしい種牡馬。産駒は、結構調子の浮き沈みが激しく、良いときは連勝、一旦調子を崩すとスランプが長く続くタイプが多いと言われます。
日本では、芝の短距離のイメージが強いですが、海外ではクラシックディスタンスにいたるまで重賞勝ち馬を輩出し、むしろ距離適性は高い種牡馬と言えそうです。
血統的にも、母父のプリンスジョンは、プリンスローズ系のプリンスキロの直仔で、非常に豊かなスタミナがバックボーンにある種牡馬であり、そこに父系のグレイソヴリン系のスピードに加え、カロ系特有の切れと、非常に良いバランスの血統構成になっていると思います。
"
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【母父ファビュラスダンサー】
【競走成績】 8戦4勝
【種牡馬成績】 ファビュラスラフィン(秋華賞(GI)、ニュージーランドT4歳S、JC2着)、Jemifa(伊、リディアテシオ賞(GIII))
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "本馬の母父ファビュラスダンサーは、芝の中長距離で走った馬ですが、1線級との戦いは惨敗続きで、目立った成績を残せませんでした。種牡馬としての代表産駒は、あの名牝ファビュラスラフィンです。ただ、ファビュラスダンサーの母父The Axeは、ダートの中距離を38戦して15勝したタフな名馬で、ファビュラスの母母父のハニーウェイも芝の短-中距離を30戦16勝したタフな名馬でしたので、ファビュラスダンサーには、ノーザンダンサーの高い遺伝資質と、タフなスタミナの血が内包していたということは言えると思います。
また、本馬の母母父サンシリアンも、現役時代こそマイルで6戦3勝ですが、仏リーディングサイアーにもなった名種牡馬で、母母母父ボールドラッドは、ボールドルーラー系の割に短-マイルを走った馬ですので、母系の底流は若干距離短めのスピードのある種牡馬が多いということになりますか。
総じて、ファビュラスダンサーの07は、母系のインパクトこそもう一つの感はありますが、スピード、スタミナ、決め手のバランスは比較的良いのではないかと私は思います。"
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3.厩舎診断
【厩舎名】 上原博之
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 71 位
勝ち数 18 勝、勝率 7.5% 、連対率
【2007成績】 リーディング 47 位
勝ち数 18 勝、勝率 10.7% 、連帯率
これまでの主な管理馬 ダイワメジャー、プレミアムボックス、フェリシア、ショウナンタキオン
【よく使う騎手】 北村騎手、安藤勝騎手、石橋脩騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ ここ数年なかなか20勝以上できないでいる厩舎です。今年はダイワメジャーがいなくなってさらに小粒になった感じはいなめませんが、牧場の信頼は厚いようで、時々担当者からも名前が出てくる厩舎です。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:425kg
体高:165cm
胸囲:170cm
管囲:20cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 ○
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢のブレ】 -
【前肢の肩の出】 ○
【歩くリズム】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 △
優秀:○、普通-、やや不安△
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ "首さしよく、全体的にゆったりした馬体で、窮屈さがありません。気性も良く、物怖じしないタイプのようです。
肩やトモにもそこそこゆったりと筋肉がついています。
特筆すべきは、足もとがすっきりしている点ですね。繋ぎ、蹄、関節などが揺るぎない感じがあります。
飛節もしっかりしていて今後バネが出てきそうですね。歩様もまずまずで、クッションは少し硬めですが、気になるほどではないと思います。
馬体重もまずまずで、これからどんどん大きくなりそう・・・というか12月の近況では480キロありますので、既に申し分ないですね。"
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 血統的には、特にすごい魅力的というわけではありませんが、カタログのコメントの"爆発的なスピードと瞬発力"という言葉から察するに、相当なバネがある馬なのかもしれませんね。
12月の写真では、まだ調教前なので、随所にゆるいところもありますが、現時点ではむしろこのくらいの方が良いのではないでしょうか。
この馬体をフルに使って、伸びやかに、柔らかく走るようならかなりの大物かもしれません。
母父ファビュラスダンサーも未知数で、興味はそそりますね。
募集価格は、血統的な面や母の産駒成績から考えれば、私はちょっと高めだと思います。
ただ、この金額は牧場も何も特筆すべきものがなければ付けられませんでの、そう考えれば、結構な素質を感じさせる馬なのかもしれません。
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一口馬主”とは、競走馬の会員制共有クラブを通じて、400口や500口などの小口に分割された競走馬の購入費や維持経費に出資する会員を指します。 会員は、馬主資格を有さない人がほとんどですが、会員制共有クラブ(以下「一口馬主クラブ」という。)を通して、競走馬に投資することで、馬主気分を存分に味わうことが可能です。 ”一口馬主クラブ”とは、この投資者が間接的に馬主となるシステムを有しているクラブということになります。 サラブレットは、安くても数百万円、高い馬は数億円にもなります。 そのサラブレットを所有実際にJRAの馬主資格を得るためには数億円の資産が必要となります。 この共有馬主のしくみが作られるまでは、限られたごく一部の人しか馬を所有できませんでした。 しかし、現在では大小20以上の一口馬主クラブがあり、会員も数万人はいると推測されます。 ---------------------------------