09.ダンスアムール(プレシャスラバーの07)
Posted at 08/09/10 PermaLink» Trackback(0)»
『二十一世紀を支配する血脈』(著者:武市銀治郎)
【内容情報】競走、生産において生き残れるのは“逞しい血”を持ったサラブレッドである。産駒勝馬率、高齢生殖能力、異系超活性血統など、さまざまなデータを分析した「血の活性化論」をもって二十一世紀のサラブレッドの盛衰を予言する―。
『世界の逞しい血統』(著者:武市銀治郎)
【内容紹介】サンデーサイレンスやシガーの超活性源はどこから来たのか。いま、近未来の血統盛衰と活性化への扉を開く。
【内容情報】サラブレッドは、これまで父系中心に語られてきた。しかし、種牡馬のレベルが飛躍的に向上した現代において、母系を無視した血統論はもはや意味をなさなくなっている。名馬誕生の鍵を握るのは、実は「母の血」なのかもしれない。サラブレッドの血統を母系から読み解く初めての試み。
【目次】母のちから―母系血統の重要性/母の履歴書―ジェネラル・スタッド・ブック/母の記号―ファミリーナンバー/成功する母―データが語る名牝の条件/母の事情―牧場という生産現場/母の相性―ニックスと代用血統/日本の母系(スペシャルウィークへの道/トウカイテイオーへの道)/母の父―ブルードメアサイヤー
競馬の血統学
著者:吉沢譲治
【内容情報】カナダが送った革命の使者ノーザンダンサー。サラブレッドの進化と活性化に貢献した歴史的名種牡馬は、思いがけない国や血統から誕生してきた。そして、次なる国とは…。大胆な仮説を、緻密な取材と分析で考証した「JRA馬事文化賞」受賞作に、新たな流れに沿った終章を追録。
【内容情報】昔、神童。開成では劣等生。13回、調教師試験に失敗。ところが、開業以来、破竹の勢いで勝鞍を量産。その躍進の裏には確かな計算があった―。
【著者情報】矢作芳人(ヤハギヨシト)1961年3月20日生まれ。東京都出身。天下に名高い進学校である開成中学~高校を卒業後、父の反対を押し切り競馬の世界へ。オーストラリアでの修行後、1984年に栗東・工藤嘉見厩舎の厩務員に。調教助手などを経て、04年、14回目にして調教師試験を突破。翌年3月1日付けで開業し、以来、15勝、24勝、34勝と着実に勝ち星を伸ばす。地味な血統の馬を走らせることに定評があり、ロドリゴデトリアーノ産駒のスーパーホーネットが厩舎の看板馬として活躍中。また、かつての担当馬イワテニシキとの日々を描いた『ニシキ』で、00年の優駿エッセイ大賞次席を獲得するなど、マルチな才能を発揮している。07年、JRA優秀調教師賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
---------------------------------
【馬名】 ダンスアムール(プレシャスラバーの07)
由来:「踊り+愛」。両親の良いところを受け継いでほしいとの願いを込めて。父名と母名より連想。(仏語)
【性別】 牝
【毛色】 鹿毛
【父】 ダンスインザダーク
【母】 プレシャスラバー (母父 ペンタイア )
【生年月日】 2007年1月14日 生まれ
【生産牧場】 白老F
【募集価格】 1,000 万円(一口価格 2.5 万円)
---------------------------- ![]()
【カタログのコメント】 本馬は見るからに骨量豊富であり、太い首差し、容積の大きい胸部やパワフルなトモを誇っており、牡馬も顔負けのボディーが売りです。その馬体に見合った前向きな気性の持ち主で何事にも怯まない度胸もあります。馬体と気性の両面で父の牝馬産駒にありがちな繊細さが全く見られない事は、今後馴致等で負荷が掛かっていく状況でもプラスに働くはずで、心身ともに健康状態が継続されていくでしょう。重心の低いフォームで元気一杯に真っ直ぐ駆け上がってくる姿は、実に頼もしいものです。母系のイメージ通り、芝・ダート問わずスピードを武器に活躍してくれるでしょう。
----------------------------
[募集馬診断レポート]
----------------------------
1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1998 生まれ、本馬は 9 歳の時の産駒
【母の戦歴】中央 17 戦 1 勝
【母の馬場・距離適性】 ダート短距離
【母のデビュー時期】 3歳3月
【母の引退時期】 2003/11/2 (引退年齢 5 歳)
----------
【初仔の生年月日】 2005/1/25
【母の引退から繁殖入りまでの推定期間】 4 ヶ月
【2005年産までの産駒数】 1 頭
【2005年産までに中央で勝ち上がった産駒数】 0 頭
【産駒のデビュー傾向、馬場適性、距離適性】 初仔ブレイクアスペル(父フジキセキ、牡)は、3歳1月デビュー、ダート短距離、3戦0勝。
◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ 初仔のデビューが遅かった点はちょっと気になるところですが、繁殖ポテンシャルはまずまず良いと思います。
----------------------------
2.血統診断
【血統構成】 ヘイルトゥリーズン 系× ノーザンダンサー 系
【同系の主な活躍馬】 ディープインバクト、スペシャルウィーク、ナリタブライアン、ダイワメジャー、グラスワンダー、ライスシャワー、タイキシャトルなど多数。
【本馬の5代クロス】 ノーザンダンサーの4×4、レイズアネイティブの5×5×5
【牝系の特徴】 かなり溯らないと活躍馬がいない牝系ですが、その中にあって久々に祖母カウンテスステフィが米12勝で重賞勝ちをしたのは立派です。
----------
【父ダンスインザダーク】
【競走成績】 日で2~3歳時に8戦5勝。96年最優秀3歳牡馬。菊花賞-GⅠ(芝3000m)、弥生賞-GⅡ(芝2000m)、プリンシパルS(芝2200m)、東京優駿-GⅠ2着、きさらぎ賞-GⅢ2着、ラジオたんぱ杯3歳S-GⅢ3着。
【種牡馬実績】 97年より供用。デルタブルース(メルボルンC-GⅠ、菊花賞-GⅠ、ステイヤーズS-GⅡ)、ザッツザプレンティ(菊花賞-GⅠ、ラジオたんぱ杯2歳S-GⅢ)、ツルマルボーイ(安田記念-GⅠ、金鯱賞-GⅡ、中京記念-GⅢ)、ダンスインザモア(スプリングS-GⅡ)、ファストタテヤマ(京都新聞杯-GⅡ、デイリー杯2歳S-GⅡ)、ダイタクバートラム(阪神大賞典-GⅡ、ステイヤーズS-GⅡ、北九州記念-GⅢ)、タガノマイバッハ(産経大阪杯-GⅡ、中京記念-GⅢ)、トーホウアラン(京都新聞杯-GⅡ、中日新聞杯-GⅢ)、ジョリーダンス(阪神牝馬S-GⅡ)、オイワケヒカリ(フローラS-GⅡ)、コンラッド(ラジオたんぱ賞-GⅢ)、マッキーマックス(ダイヤモンドS-GⅢ)、ウイングランツ(ダイヤモンドS-GⅢ)、マルブツトップ(佐賀記念-GⅢ)、インタータイヨウ(兵庫CS-GⅢ)、アズマビヨンド(阪神JS-J・GⅢ)
【2007年種牡馬リーディング】 3 位
(勝馬率 27.4 %)※参考 アグネスタキオン 41.5%)
(芝勝率 9.3 %)※参考 アグネスタキオン 12.5%)
(ダート勝率 5.9 %)※参考 アグネスタキオン 8.8%)
【ワンポイントウィキペディア1】 引退後は社台スタリオンステーションにて種牡馬として繋養され、不完全燃焼とも言える現役時代の鬱憤を晴らすような好成績を挙げている。代表産駒にデルタブルース(2004年菊花賞、2006年メルボルンカップ)、ツルマルボーイ(2004年安田記念ほか)、ザッツザプレンティ(2003年菊花賞)などがおり、サンデーサイレンスの有力後継種牡馬として期待されている。2004年の全日本種牡馬リーディング2位、2006-07年オセアニア種牡馬リーディング4位の実績がある。
【ワンポイントウィキペディア2】 "産駒はダートでの実績には乏しいが、芝の中~長距離を得意とし、特に3000m以上の距離では良績を残している。また、重馬場や深い芝を得意とするパワータイプの産駒も多い。そのため、近年の芝の高速化やレース体系の短距離化のためか、他の有力種牡馬に比べると、出走頭数や出走回数の割に勝利数や獲得賞金額が伸び悩んでおり、勝ち上がり率も低い傾向がある。
しかし、出走頭数が多いことに加えて、出走回数も他の種牡馬より多く、比較的順調にレースに使える産駒が揃っていると言う事は大きなセールスポイントである。
牡馬の勝ち上がりは中~長距離が多いが、牝馬になるとなぜかイメージとは逆に短距離の勝ち上がり多い。"
【楽天馬の種牡馬寸評】 "血統的には、父サンデーサイレンスは、ヘイルトゥリーズン系の中でも"スピード"、"闘争心"にあふれ"決め手"鋭い種牡馬。
母ダンシングキイは、スタミナ豊富なネイティブダンサー系レイズアネイティブ、リボー系Graustarkをベースに、スタミナと粘りのあるタフなスピード血統のニジンスキーを父に持つ、血統的に非常に完成度の高い繁殖である。
相手には豊かなスピードを背景に"瞬発力"、"切れ"、"決め手"を持つ種牡馬が合うが、サンデーサイレンスはその点でこの繁殖にぴったりの種牡馬だったと言える。ダンスインザダーク自身は、スタミナ十分のステイヤーでありながら体型的には前躯もしっかりとしてスピードも十分兼備している。このため高速決着の中-長距離で強さを発揮できたのだと言える。
産駒は、比較的デビューが遅く、さらに開花も遅めのため、春のクラシック向きの種牡馬ではないものの、成長力に富み、大成したときには長く安定して芝中-長距離ステージで活躍する。牝馬に良績が少ないのは、その能力の開花時期や距離的に合う、合わないの兼ね合いによるものだと推察される。
走っている産駒は、トモに幅というより奥行き(長さ)があるものが多く、その点は要チェック。相手繁殖には、単調なスピード血統は父ダンスの良いところが出ない感じがあり、"スピード持続力"と"底力"のある血統背景の牝馬を選ぶと良いのではないだろうか。
ここ5年連続リーディング5位以内と安定した成績を残しているのは高く評価できるが、気になる点は、年々重賞勝ちの産駒が少なくなっていることである。 産駒自体は長く活躍するタイプが多いので、最近でもジョリーダンスが重賞勝ちしており、あまり目立たないのだが、実は2003年産のトーホーアランを最後に、2004年産以降の産駒には重賞勝ちが出ていない。確実に相手繁殖に恵まれなくなってきている現状を踏まえ、その辺は要チェック。"
----------
【母父ペンタイア】
【競走成績】 英愛仏ドバイ日で18戦8勝、アイルランドチャンピオンステークス-GI、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス-GI2着
【種牡馬成績】 マイネルデスポット(菊花賞2着)、マイネルアムンゼン(エプソムカップ2回、新潟大賞典)、カオリノーブル(ステイヤーズカップ、星雲賞)、クラフトワーク(函館記念、中山金杯、アメリカジョッキークラブカップ)、ワンモアチャッター(朝日チャレンジカップ)、ウイニングウインド(くろゆり賞、東海菊花賞、マイル争覇、オグリキャップ記念、名港盃、くろゆり賞、姫山菊花賞、マーチカップ、スプリング争覇)、マイネルデュプレ(共同通信杯)
◆楽天馬の評価◆ ★★★☆☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "曾祖母Steven's Treatは、レイズアネイティブ系、ボールドルーラー系、プリンスキロ系と良い血が重ねられています。
母母父ガイガーカウンターは、ミスプロ系の種牡馬ですが、産駒には非力なマイラーが多いと言われ、スピード値もそれほど高くありませんし、さらに母父ペンタイアは、マイネルの岡田さんが輸入してきた種牡馬ですが、スピード持続力やスタミナはあるものの、スピード値が低く、日本の競馬にもあまり合う脚質とは言えません。
ペンタイア自身の母父はナスキロのクロスをもつ名馬ミルリーフですが、その良さはペンタイアの産駒にイマイチ出ていない感じです。
総じて母系の血がちょっと力強さに欠ける感じで、良血ダンスインザダークが相手ですが、スピード持続力はまずまずであるものの、スピード値自体がやはり低めという評価をせざるを得ない感じですね。"
----------------------------
3.厩舎診断
【厩舎名】 秋山雅一
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 106 位
勝ち数 13 勝、勝率 6.9% 、連対率 11.6%
【2007成績】 リーディング 120 位
勝ち数 13 勝、勝率 6.1% 、連帯率 12.7%
これまでの主な管理馬 ユニオンボーイ、タイムウィルテル、ワルキューレ
【よく使う騎手】 田中博騎手、的場勇騎手、吉田隼騎手、蛯名騎手、三浦皇騎手
◆楽天馬の評価◆ ★★★☆☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ 25勝した年もありましたが、大半が10勝そこそこでなかなか成績が伸びません。今年の成績もあまりよくありません。
----------------------------
4.馬体診断
(測尺) 馬体重:474kg
体高:153cm
胸囲:188cm
管囲:20cm
----------
(DVD診断)
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 -
【前肢のブレ】 ○
【前肢の肩の出】 ○
【歩くリズム】 ○
【繋ぎの柔らかさ】 ○
優秀:○、普通-、やや不安△
----------
◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "顔立ちから気性は良さそうです。
首はちょっと太めですね。
肩の筋肉が立派で、二の腕も太いですね。トモはボリューム感があって、角度も良いですね。
右前がちょっと曲がって見えますが、許容内でしょう。
飛節もまずまず力強くて、バネもありそうです。
背中がちょっと長めで、距離も長めでしょうか。
馬体サイズは大きめで、おそらく500キロくらいにはなるのではないでしょうか。
牝馬ですので、その点はマイナスですね。
歩様は後肢が若干ぶれますが、それ以外はしっかりしています。
全体的にちょっと幼い馬体で、これからどんどん変わってきそうです。"
----------------------------
5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ "血統的には中距離でしょうか。
繁殖のポテンシャルはまずまずだと思います。
父ダンスインザダークの牝馬で、デビューが遅くなるのが懸念されますが、本馬はこの時期としては馬体サイズが大きく、馬体のつくりも幼いので、さらに大きくなることも想定され、そうなれば実際にも仕上げに手間取りそうです。
ただ、早生まれというのが、すごいよりどころですね。
また、歩様などから馬体自体はしっかりした良いものがあって、その点では父ダンスの良さが出ている感じです。
募集金額が異例の安さですので、それを考えれば、あまり文句は言えないです。"
----------------------------
一口馬主”とは、競走馬の会員制共有クラブを通じて、400口や500口などの小口に分割された競走馬の購入費や維持経費に出資する会員を指します。 会員は、馬主資格を有さない人がほとんどですが、会員制共有クラブ(以下「一口馬主クラブ」という。)を通して、競走馬に投資することで、馬主気分を存分に味わうことが可能です。 ”一口馬主クラブ”とは、この投資者が間接的に馬主となるシステムを有しているクラブということになります。 サラブレットは、安くても数百万円、高い馬は数億円にもなります。 そのサラブレットを所有実際にJRAの馬主資格を得るためには数億円の資産が必要となります。 この共有馬主のしくみが作られるまでは、限られたごく一部の人しか馬を所有できませんでした。 しかし、現在では大小20以上の一口馬主クラブがあり、会員も数万人はいると推測されます。 ---------------------------------